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番外編 副団長 ナミル・コルトーの日常?2

副団長 ナミル・コルトーの妄想編2です。

R15指定が入った文章になっております。

R15指定内容が嫌な方、お子さまはご遠慮されるとよろしいかと思われます。

 俺は副団長のナミル・コルトーだよ!みんな元気にしていたかい?俺は毎日元気だよ♪

 なんてったって、この世は半分が女なんだよ!いろんな女を口説き落として一夜を共にする。まさに最高、パラダイス♪

 だけど一応、俺にもルールはある。『団員の女性には手を出さない!』今まで手を出さなかったのは、女という生き物は嫉妬深いから、俺をめぐって団のムードがぶち壊される恐れがあるからだ!

 だがそれももう終わりにしようと思う。なぜなら、ここには『至宝しほうの宝』が…………。あぁ、この宝が手に入るなら俺はどうなっても良い!そう思える存在が出てきたからだ!

 そうその存在はあのシノちゃんだよ♪

 そして今日。ついにシノちゃんの年齢が明らかに……。待ってましたっ!


 ふふふっ、今日はアルフレード団長は1日中、国軍の会議で不在だ。これはもう、俺がシノちゃんを独り占めできるチャ~~ンス!神が俺に与えたもうたこのチャンス、絶対無駄には出来ない!さっさと今日の仕事を早く終わらせないと…………。


 今日、俺はシノちゃんの為にお菓子を用意した。ファラフェルっていうお菓子だよ。ファラフェルは油であげて白砂糖でまぶしたお菓子で一口サイズ。シノちゃんのかわいいお口にも、一口で入る。

 今日の仕事も一段落着いたしお菓子をもうそろそろ、アルフレード団長の執務室に持って行こうかと思っていたところ


 コンコン


 「シノです!入っても良いですか?」


 シノちゃんが俺の部屋にやって来た!

 

 ……………ん?あれ?確かシノちゃん、アルフレード団長の魔術結界でこっち側にこれなかったはず。はは~~ん、さてはアルフレード団長、魔術結界の範囲を広げたなぁ!

 ふふふふっ、はははははっ、やはり神は俺を見捨てなかったな!

 今日、シノちゃんと二人っきりにさせようという神の思し召し!

 俺の魔術ではアルフレード団長の魔術で突破されて破れるけれど、アルフレード団長以外なら負けないからねぇ俺。

 だから、二人っきりになったと同時にさりげなく、人払いの結界と防音の結界の重ね掛けをしてそして……………。

 と、俺は期待を胸に膨らませすかさず

 「シノちゃんか?入って良いよ♪」

 と答えた。

 「失礼しま~す!」

 あぁ、なんてかわいい声なんだろう。俺はキョロキョロしているシノちゃんの目の前に立ち、眺めたくなった。

 今日のシノちゃんの服は、薄いピンク色の外国風のドレスを着ている。シノちゃんの身に付ける物を全部、あのアルフレード団長が見立てている。だけど、すっげーセンスが良いんだよなこれが。アルフレード団長は見る目あるよなぁ、シノちゃんのかわいらしさがUPするような感じに仕上げてる。


 シノちゃんが突然、

 「うわっ!ビックリした!」

 と、声をあげた。シノちゃんのビックリした顔がまたかわいい♪小さな眼を大きく見開いているのが格別だよね♪

 俺はニコニコして

 「驚かして、ごめん、ごめん。シノちゃんがめちゃくちゃかわいいから、近くで眺めて見たくなっちゃった♪ほんとごめんね♪」

 「いえ、大丈夫です」とシノちゃんは答えた。

 

 俺は大きなソファーに腰掛けて、隣の席をこっちおいでとシノちゃんにボンポンと叩いて

 「今日、シノちゃんが好きそうなお菓子を手に入れたんだよね♪ちょうど、もう少ししたら持って行ったげようと思っていたんだけど良かった♪」

 と、思っていたらシノちゃんの背後に人影が……………。

 なっなに~~!

 チッ、アルフレード団長め。抜かりないな!

 シノちゃんの後ろには、部下のアザリーがいた!

 くぅ~~っ、これきしでへこたれる俺ではないっ!なんとしてでも少しでも二人っ切りにならなければ…………。

 シノちゃんが俺の隣に座るなりアザリーに

 「アザリー、悪いんだけどシノちゃんと俺と君の分のお茶の用意をしてきてくれる?」

 と、さりげなく言いながら俺は片手をソファーの背にまわしてシノちゃんの方へ向いた。

 アザリーは

 「わかりました。失礼します」

 と、言い部屋を後にした。

 ふっ、これで少しは二人っきりの時間が持てる!

 やっぱり例のあの事をシノちゃんに聞くか?どうしようか?

 俺はシノちゃんをジッと見つめながら思い悩んだ。そして意を決した俺はシノちゃんに

 「ちょっとシノちゃんに聞きたいことがあるんだけど良いかな?」

 「答えられる事なら何でも答えます。聞いて下さい!」

 俺は真剣な顔をして話始めた。

 「シノちゃんって、今いくつ?」

 「はい?」

 「あっ、いや、女の子にこんな事聞くのは良くないだろうけど、見た目に比べて、その~~あの~~」といいながら、俺は空中で両手を身体の線をなぞってる様な手つきをして、

 「ほら、出るとこは出てるよね!」

 その後は小さい声でボソボソと「幼児にしてはちょっとだけ胸が大きいし………………」

 といいながら、また片手はソファーの背にまわした。

 シノちゃんが少し小さく眼を見開いて

 「ナミルさんが言いたい事がなんとなくわかります。ナミルさんが思うように私の年齢は16歳ですよ!でも、よくわかりましたね」

 よっしゃぁ~、聞いたぞ~、やっぱり16歳かぁ。それならこれからは遠慮なく、シノちゃんにはそれとはわからないように、それとなくスキンシップができる。そしてあわよくば恋人になっていき1つのベッドで二人して夜をすごし、朝になったら目覚めのキスをして、そして俺はモーニングコーヒーをシノちゃんはアーリーモーニングティーを飲んで、別れを惜しみつつ俺は自分の部屋へ……………。

 などと思いながら

 「いやぁ、何となくそうかなぁ~って…………。」

 「そういえば、アルフレード団長は知ってんの?」

 「いえ、知りませんし、多分気づいてないとおもいます」

 「うーん………アルフレード団長って、そのままだと多分気づかないままかもね!」

 「やっぱりナミルさんもそう思いますか?」

 「うん、うん」

 あのアルフレード団長だもんなぁ、女の年齢なんて言い当てられないだろうね。昔アルフレード団長も男だから、何人か女と付き合ってたような噂は聞いたことがあるけど、アルフレード団長が振ったり自然消滅だったりというのは聞いたことがあるなぁ。なんせ『仕事の鬼』のように仕事してることもあるから、彼女の方でよく言うあれ

 『貴方は私と仕事のどちらが大事なの?』

 っていうお決まりのセリフを言い出したら最後、アルフレード団長がうんざりして女性を振るパターンかもね!

 アルフレード団長が仕事より女性を優先するようになることは、天変地異のごとくありえねぇ~。

 俺はそう思うねぇ!と、うなずいてるとノックがしてアザリーが入ってきた。

 「失礼します」

 はやっ……。オイっ、アザリー!もう少し遅く戻ってこい!こんなんじゃ、かわいいシノちゃんとの憩いのひとときがなくなるじゃないかっ!部下なら部下らしく上司の俺の気持ちを汲み取ってだなぁ、ここは遅く戻って来るだろう普通、まったくもう少し思慮深くなれよなぁ!などと、内心色々と愚痴ってた俺。


 アザリーが用意したあ茶は俺とアザリーにはコーヒーをシノちゃんにはミルクティーを持ってきていた。

 そういえばシノちゃんはコーヒーが苦手って言って紅茶ばかりだが、ミルクティーは初めてだなぁ。シノちゃんはいつもストレートなんだけどまさかアザリー、そのこと知らないのかい?

 俺はそれぐらいのことは知ってるぞっ!ほらっ、見てみろ、シノちゃんが少しだけ顔をしかめてるぞっ。あっ、すぐ表情を元に戻した。

 シノちゃん、君は偉いよ。俺なんか絶対っ、いっぱい文句言ってるよ!

 俺はシノちゃんがお菓子を食べてる間、シノちゃんの髪を撫で付けたり髪の毛先をクルクルとからめたりしながらシノちゃんの顔を観ていた。

 やっぱりかわいい、口の中にファラフェルを頬張っている顔は、まるで異国にいる『リス』という動物に似ている。俺自身『リス』は見たことがないが文献で知っているぞ。

 俺とシノちゃんとアザリーの3人で会話を楽しんでいたら(まぁアザリーはおまけだが)、シノちゃんがこの国にアイス系のデザートがないかと聞いてきた。『アイスクリーム』、『かき氷』という名前を言っていたが最初は何かわからなかった。詳しく話を聞いてどんな物かわかったので、俺は

 「シノちゃんはアイスクリームとか好きなの?…………んじゃあ、今度ご馳走したげるよ♪」

 「やったぁ~、ナミルさんだ~い好き♪」

 と、言いながらシノちゃんが俺に抱きついた。


 ふっ、やはり神は俺を見捨ててなかった!これはもうまさしく俺の日頃の行いが良かったからだ!

 シノちゃんの身体は思った通り柔らかく、抱き心地が良さそうだ。俺は

 「俺、かわいいシノちゃんの為ならなんだってしちゃうかも♪」

 って、クスクス笑いながらシノちゃんの頭をポンポンとなでた。

 そうやって1時間ぐらい話していたかな?シノちゃんが

 「もうそろそろおいとましますね。おじゃましました」

 と言い出した。

 はぁ~、もう帰ってしまうのかい?シノちゃんとの会話は時間を忘れてしまうほど、あっという間だったよ!

 「う~~ん、残念っ!もっとシノちゃんとおしゃべりしたかったんだけどなぁ!シノちゃんのかわいい声をいっぱい聞きたかったのに…………。それじゃあ、部屋の外まで送るね♪」

 と言い、シノちゃんの額に軽くチュッとキスを落とした。

 シノちゃんはしばし無言のあと

 「ナミルさん?」

 と小首をかしげていった。

 ふっ、何をされてるのかわかってないのか?俺はそんなシノちゃんがかわいく思えクスクスと笑った。

 俺はシノちゃんがいなくなるまで手を振って見送った。



 あぁ、今日の俺って、シアワセ~。毎日、こんなだと良いのになぁ。

 だが、アザリーはないよな!アイツがいなければ、シノちゃんをあま~いふいんきにさせて、あのかわいい小さな口に俺の唇を重ねて…………。


 などと、俺は仕事もそっちのけでシノちゃんのことばかり考えていた。

ナミルさん、仕事そっちのけではアルフレード団長に怒られますよ!

早く仕事をしましょうね!

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