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建物内部巡り♪ 2

 私はナミルさんの部屋を後にし、向かうはこの下の階の攻撃部隊と2階の支援部隊の部屋に見学しに行きましたが、ちょうど訓練の時間らしく誰も居ませんでした。訓練は外でやってるんだって。残念ですね…………。

 だってまだ私は建物の外には出られないからね!外に出られるようになったら、絶対見学するんだ!ほら、やっぱり間近で魔法をもっと見てみたいし、説明を聞きたいしあわよくば自分も使えたら良いのになぁって、勝手に妄想を膨らましながら次へと向かいました。

 次は1階の医療関係の部屋を見学しました。

 ベッドがある部屋には、ベッドが20台しか入れられないって、後は診療室が2部屋、後は詰め所があって詰め所は元の世界でいうナースステーションで、患者さんのカルテの保管場所も隣に設けられている。

 全体を観たところ、元の世界でいう小さな診療所かな?ちょっとした病室がある田舎のこじんまりした病院?そんな感じがします。

 この部署にいる方たちの説明では、ここではちょっとした病気の人が来るらしい。主に魔導師団の師団員さんとか、王宮に勤めている人とか、国軍の軍人さんらしい。思い病気の場合は別の病院に搬送されるって。ここでは応急処置や短期入院の人達が来るんだって!


 さて、そろそろここもおいとましましょう。

 次は地下の魔術研究室ですね!

 ここの研究室は色々な研究や実験する部屋がいくつもありました。

 魔術アイテムを作っているところを見せてもらいました。このアイテムは一部国内に売られるらしい。その収入で魔導師団の費用をまかなっているらしい。ここで作られる意外でも、一般の商人達が扱っているアイテムもある。安いけど性能は劣る。なので魔導師団が作成するアイテムはちょっと高いけど一般の人も買えない値段ではないので人気が高いんだって……。

 ちなみに国内で粗悪品が出回らないように取り締まるのも魔導師団の仕事の一部だって。抜き打ちで店で売っているアイテムを、ここの研究室で精密に検査して大丈夫なのか粗悪品なのかチェックする。もしも粗悪品だった場合はその商品は回収され、製作した業者は罰金と営業停止、売ったお店側は罰金を処せられる。それぐらいしないと国民を守れないからだって!納得、納得っ!


 結構な時間をこの研究室で過ごしたあと、研究室を出てしばらくして私は

 「はぁ~、なんだかお腹空いてきちゃった」

 「もう夕方ですからね。ご覧ください」

 っと、アザリーさんは廊下の窓に手を向けた。

 観てみると綺麗な夕焼けだった。ここ王宮とか国軍や魔導師団がある敷地内は少し高台になっていて、この敷地内から城下町へは緩やかな下り坂になっている。

 窓からみえる景色は町並みやその先の砂漠が広がっているのが観れる。ちょっと幻想的になりそうなふいんき。

 「あっ、ほんとだ。もう夕方だったのね。なんだかんだと結構な時間ウロウロしてたんだね」

 と、相づちをうつ。

 「お食事は団長と御一緒されますか?それともご自分のお部屋で頂きますか?」

 と、アザリーさんに問われた。

 ここで暮らしはじめて食事の時は、アルフレードさんと一緒に食事している。アルフレードさんが仕事で忙しく一緒に食事をできないときや、なんだか独りになりたいときは自分の部屋で食事をしている。

 今日はアルフレードさんと一緒に今日あったこととかを、お話しながら食べたい気分だったので

 「アルフレードさんが忙しくなければ、一緒に食事をしたいんだけど……。どうかなぁ?」

 「後で団長に確認を取りますが、今日は急ぎの仕事はなかったと思うので大丈夫だと思います」

 と、アザリーさんが答えた。

 いったん私は自室に戻り声がかけられるまで待っていた。

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