踏み出す、一歩 【200文字】
一ヵ月半ぶりの制服は、どことなく窮屈だ。蝶々結びが決まらなくて何度もやり直す。
斜め上を向いたリボンの彼女が、憂鬱な面持ちでこちらを見ていた。何か悪いことが起こるわけでもないのに、この日はいつもこんな顔をしている。
時計に急かされながら、玄関の扉を開けた。外は相変わらず眩しい。
不意に、風が吹いた。
頬を撫でる空気の色が変わっていた。
少しだけ上を見た。青く透明な空が広がっている。
「よし、頑張らなきゃね!」
一ヵ月半ぶりの制服は、どことなく窮屈だ。蝶々結びが決まらなくて何度もやり直す。
斜め上を向いたリボンの彼女が、憂鬱な面持ちでこちらを見ていた。何か悪いことが起こるわけでもないのに、この日はいつもこんな顔をしている。
時計に急かされながら、玄関の扉を開けた。外は相変わらず眩しい。
不意に、風が吹いた。
頬を撫でる空気の色が変わっていた。
少しだけ上を見た。青く透明な空が広がっている。
「よし、頑張らなきゃね!」
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