表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空手バカ一代と行く、JDまどかの心霊探索ツアー  作者: AKTY
第1話 初遭遇!? 空手バカとオカルト女子 ―峠の廃ホテル編―

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5/28

第1話―5 心霊スポットに相応しい服装

「えっ、なに⋯⋯その格好⋯⋯」


 まどかはあまりにも虚を突かれたために、うまく声が出なかった。


「一番闘いやすい服装で来ました」そんな円の様子など気にもとめず、省吾しょうごはいつもの通り生真面目な顔で応える。


 ああ、うん、まああれだよね、靴を履いてるだけマシだよね、と円はポジティブに捉えた。省吾もさすがに裸足ではなく、動きやすそうなスニーカーを履いている。彼にしては十分な社会性だと思うことにした。


「靴はちゃんと履いてるんだね」


「はい、ここまで走ってきましたから。脱ぎましょうか?」


「いや、いい、大丈夫だから。心霊スポットは釘とかガラスとか、危ないものが落ちてたりするらしいから、履いてて、おねがい」


 円はとりあえず気持ちを落ち着かせようと思った。


「有明くん、今日は付き合ってくれてありがとね。なんか飲む?お礼に奢るからさ」


「いえ、飲み物は持ってきました」と背負っているリュックから水筒と、なにか濁ったものが入ったボトルを取り出す。


「え?なにそれ、なに持ってきたの?」


「麦茶とプロテインです。闘ったあとに飲もうと思って」省吾はこともなげに言う。


 もうあまり細かいことは聞かないようにしよう、と円は決心した。このまま続けると、あのリュックからもっといろんなものが出てきそうだ。


 格好や荷物のことで言えば、実は円だって省吾にあれこれ口出しできるようなものではなかった。もう6月も半ばだというのに、分厚いカーキ色のジャケットを羽織り、下も同じ色の厚いカーゴパンツ。足元はガッシリとした登山靴だった。


 極めつけは、いまはまだ身につけていないが、ヘッドランプを装着した頑丈な作業用ヘルメット。さらに大きめのリュックには、この日のために集められた、おそらく不要ななんやかんやが詰め込まれていた。どこか人跡未踏の山奥でも探索するつもりか?といった物々しさだった。


「じゃあ行こうか」円はその一言を発しながら震えがきていた。ついに念願の心霊スポット探索、武者震いというやつだった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
お引越し&連載&ランキングおめでとうございます! でた! プロテインは正義(*´艸`*) なかなかいい味出していますね♪
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ