世界情勢
二年の沈黙は、均衡ではなかった。
それは――
戦争のための準備期間だった。
暗曜帝国(敵勢力)
黒く膨張を続ける、戦争国家。
魔族・人間・魔物が混在し、
強者のみが生き残る選別構造を持つ。
総戦力:約7万
•暗曜騎士団
重装・近接戦闘の主力
英雄級指揮官多数
•魔法師団
都市破壊・結界破壊専門
少数だが一人一人が国家級
•魔物混成軍
オーガ、デーモン、飛竜、異形種
恐怖と混乱を撒くための部隊
戦術は単純だが、徹底している。
速攻・殲滅・支配。
そして帝国の頂点には、
いまだ正体不明の「王」が存在する。
七カ国連合軍(人間側)
滅びを前に、ついに結束した人間諸国。
長年の対立と利害を越え、
「暗曜帝国を止める」一点で手を組んだ。
総戦力:約12万
•正規騎士団
各国の主力部隊
•魔法師団
防衛・迎撃・対魔族戦専門
•神官騎士団
回復・浄化・対呪い部隊
•竜騎兵団
制空権と機動戦の要
竜騎王の直轄部隊
数では優位。
だが――
質と指揮系統に不安を抱えている。
冒険者軍団(非公開戦力)
国家に属さない者たち。
名を持たぬ英雄。
戦場に最も近い存在。
総戦力:約1万
•単独戦闘能力が高い
•奇襲・局地戦・要人討伐向き
•統率が難しいが、突破力は圧倒的
この部隊の存在は、まだ公にはされていない。
切り札として、温存されている。
指導部(三王体制)
•竜騎王
七カ国連合軍・総司令
竜を従え、空を制する者
•魔道王
参謀
戦略・魔法運用・結界構築担当
•商人王
参謀
兵站・補給・情報網を統括
三人は同格。
互いを信用してはいない。
だが、互いが欠ければ連合は崩れる。
不穏因子――山の国
連合七カ国の一つ、山の国。
表向きは連合参加。
だが、動員が遅い。
理由は――
王族家族が暗曜帝国に囚われているという噂。
従えば生き残る。
逆らえば、滅ぶ。
その選択が、
やがて連合を内部から裂く可能性を孕んでいる。
世界は、まだ知らない
帝国:7万
連合:12万
冒険者:1万
数字だけを見れば、人間側が優勢に見える。
だが、戦争は数で決まらない。
精霊王の剣が目覚めつつあることも、
世界樹の中で二人が力を蓄えていることも――
まだ、誰も知らない。
嵐は、確実に近づいている。




