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ある日突然。娘がタイムスリップしてきた件  作者: りおの古書店
2日目
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2日目(11)


 昂った鼓動が落ち着いてきた頃。スースーと寝息が聞こえてきて、僕はハッと目を覚ます。

「すまん。寝ちゃってたか」

 僕がそう言って体を動かそうとすると、横に座っていた雫が、僕の肩を枕にする様にして寝息を立てていた。

「ああ、寝てたのか……」

 僕が先に寝てしまったのか、雫が先に寝てしまったのかは分からないが、寝る前に見た光景と全く同じ景色を見て、僕はなんとなく時計に目を向ける。

 すると、時計の針はさほど動いては無く、寝る前に見たスマホの電子時計と、10分程しか違いは無かった。


「そうか、買い物に行ったり、泣いたりして疲れたもんな」

 僕は、雫の目元に残る涙の跡を見てボソッと呟く。

「僕も今日は疲れたよ。馴れない事を二つもしたんだしな」

 続ける様にして雫に語り掛けた言葉に、僕は彼女がこの経験を昨日から毎日していることに気が付く。

「お疲れ様……」

 雫の寝顔に向かってそう言うと、僕は雫を起こさない様にゆっくりと立ち上がる。そしてそのまま、雫をお姫様抱っこする形で僕の部屋に連れていく。


 雫を僕のベッドに下ろして布団をかける。僕の部屋で女の子が寝ているというのに不思議と何とも思わなくて、そんな自分にどこかホッとししまう。

「おやすみ」

「うん。おやすみ」

 僕が雫の寝顔に最後の言葉をかけて立ち去ろうとすると、寝ていた筈の雫から返事が帰って来る。

「……おやすみ」

 驚いた僕は雫に声をかけ様としたが、目をつむったままの雫を見て、もう一度挨拶をしてから部屋の電気を消した。




読んで頂きありがとうございます。これで2日目が終わりです。

来週からまた3日目が始まりまして、書きたかった事、伝えたかった事のメインに入っていくので、良かったら3日目以降もお付き合いお願いします

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