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姫と死神

アリアとルカと竜王の前に現れた三人の死神。

とりあえず死神編二話目スタートだったりする!


「それはどうして?」

融流とおるの言葉にアリアはきょとんです。

「認めたくないから」

融流は真っ直ぐな眼で言い切りました。

「融流くん、ダメだよそんな事言っちゃ」

後ろの片目隠れたメガネの白髪の死神が言いました。

「融流、まだそんな事言ってたのか」

隊長は呆れています。

「あ、初めましてアリアちゃん。僕はこう。ひかると書いて、何故かこう」

「こんにちは」

アリアも挨拶しました。

「ったく、いい加減にしろ。アリアはお前と組むんだぞ」

「そうなんですか」アリアが言って、

「ちっ」融流が舌打ちしました。

感じ悪、とルカは心中にそう言いました。

「とにかく行こうか?アリア」

「はい。ルカは待ってて」

「かしこまりました」



「広いですね。死神日本国本部」

アリアは融流と手を繋いで歩いています。

「次元の中央の総本部はもっとデカイぞ」

隊長はそう言って、ちょっと悲しそうな顔をしました。

「?」

「ラミエルは馬鹿だから迷ったんだよ」

融流はそう教えてくれました。

ちなみに輝は任務でいません。

「融流くんは何で私を認めないんですか?」

「認めないからだ」

「そっか」

融流はつれないです。

「なんだコラ、お前なんてこの間求婚されてたろ。男に」

隊長のそんな言葉に、融流は銃で答えます。

どぱぱぱぱぱ ぱんっぱんっ

ぎゃぁぁぁ!

「銃器ですか」

「銃が死神の刃なんだよ」

融流の頭の上の仔狐が喋りました。

「へえ!凄い」

アリアは目を輝かせます。

「でしょでしょ!あ、俺は融流のパートナーのロイ」

楽しそうに輝くアリアを見て、融流の表情は更に曇ります。

「十二班隊はパートナーを使うんだ。アリアも選べ。色んなのがいるぞ」

隊長がロイの登場をきっかけに教えてくれました。

「で、俺のパートナーはコイツ」

で、肩の上の鴉を指しました。

「ダンと申します」

ダンは礼儀正しくお辞儀をしました。

「パートナーは何でもいいのですか」

「いいぞ。生物なら」

それは良い事を聞きました。

アリアは左手を挙げて竜王を呼び出します。

竜王が左手から出ると、アリアの左手に不思議な模様が現れます。

アリアはスグに手袋を着けて隠しました。

竜王は竜の姿のまま小さくなると、主の頭に落ち着きます。

「じゃあ竜王で」

隊長は今の光景に固まり、「ああそう」とややあって返しました。


「どうも。死神日本国本部局長、信長のぶながです」

局長はダンディでした。

「お嬢さんには“魔術長”という位に就いてほしい」

「?」

「魔術長は魔術を全般に行って頂く。戦闘も体術とかしなくて良いから」

局長はダンディにそう言いました。

「わかりました」

アリアは無表情に返事をしました。

「おい、融流。良かったな。魔術長だってよ」

「三途の川の舟渡しもするだろ」

隊長に言われた融流は、物凄い小さな声で言いました。

小さな声だったので、それはロイにしか聞こえませんでした。


アリアには死神の刃が渡されました。

死神の刃は石の形をしていて、使い手と石の形質などにより形が決まります。

アリアのは鎌のような形でした。

しかも、刃部分が鎖に繋がれていて、間合いの外にまで飛び出すという代物です。

なんと、刃はてっぺんに移動可能との事です。

使い手の技術とかによったりして、能力とかが芽生えるらしいです。

「おっきいね」

「おっきいな」

死神の刃はアリアの身長の数倍ありました。

でも軽いです。

というか、重さが無いです。


アリアが死神の刃を貰ってあはあはしていると、『書物みたいなタイミング』で警報が鳴り響きました。


「屍侵入、ランクは壱の上の上」


「しかばね?」

「???」

バトルを入れたいので入れます。

次回、死神+姫VS屍。

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