22話
3日後、まだ空も明るくない開静時
俺達はギルドから銅級昇格の試験という事で呼ばれていたのだ。
「ここであってるのかな?まだ誰もいないけど…」
この場には俺とセリアしか今はいない。
ちなみにジルクは既に銅級という事でこの昇格試験には来ない。
「あ、いたいた。こっちこっち!」
何処からかジアンナの声が聞こえてくる。
キョロキョロと見渡すとギルドの2階にある窓から身を乗り出してこちらを見ているジアンナの姿が目に入った。
「ごめん、ギルド内にある階段からこっち来れる?」
「分かりました。今から行きます!」
ギルド内部にある階段から2階にある応接室に向かう。
いつもは酒場に沢山の人が賑やかにしているがさすがにこの時間だと誰もいない。
というか、居てもグロッキー状態で寝そべっている。
職員達はあいつらの対処しないのかよ…
応接室に入るとジアンナと前、馬車が一緒だったフードを深く被った人物とビキニアーマーの褐色肌の女性と視線が合う。
1人は前見たけどもう1人のはだれだ?見た感じギルドの職員…ていう訳でもなさそうだし。
「あ…すいません遅れちゃいましたか?」
セリアは謝罪と遅刻の確認をする。
「いやいや、ちゃんと時間5分前だから大丈夫だよ!」
「良かった…」
セリアほっと胸をなで下ろした感じで安心する。
「ジアンナさんそろそろ説明してくれない?ウチ、もうかれこれ15分ぐらい待ってるんだけと…」
ビキニアーマーの女性がジアンナに急かすように言う。ってか15分前って凄い早く来てるんだな…それだけこの試験にかける想いが強いってことか?
「あ、そうですねメンバーも全員来たことだしそろそろ説明いたしますね。今回の昇格試験の内容は即席のパーティでゴブリンの残党狩りをしてもらいます。」
残党狩り?もしかして討伐隊で打ち漏らしたゴブリン達の殲滅をするのか?
「残党狩り…ですか?」
セリアがオウムの様に聞き返す。
「はい!今ここにいる3人と1匹でパーティを組んでもらい、討伐で打ち漏らしたゴブリン達を殲滅してもらいます。という事で、今から1日だけ仲間となる皆さん自己紹介お願いします!」
半強制的にジアンナは自己紹介を催促してくる。
「えっと…急展開すぎてあんまついてけてないんすけど…ウチはサバナ。前衛でこの大剣を使います。」
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名前:サバナ
種族:ヒト
レベル:13
HP:34/34
MP:17/17
筋力:22
俊敏:11
耐久:24
器用:15
魔力:11
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なるほど…ガチガチの前衛タイプって感じだな。だが…前衛がそんな露出の激しいビキニアーマーなんてつけていいのだろうか?
本人が好きで着ているならいいんだが…前衛はもっと鎧とか付けた方がいいんじゃ…
「キク…よろしく…」
この子は女の子かな?何となく陰の波動を強く感じる。
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名前:菊
種族:ヒト
レベル:14
HP:30/30
MP:18/18
筋力:20
俊敏:32
耐久:13
器用:25
魔力:14
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明らかにアサシンタイプだ。俊敏なんか脅威の30超えだ。それより、名前が漢字…もしかして同郷の者?いや苗字がないしこの世界の人なのかな?
あーこういう時意思疎通を図れないのがもどかしい!
「私はセリアです。風魔法をつかえます!後は短剣を少しだけ。よろしくお願いします!」
最後にセリアが元気よく自己紹介をしてくれる。何となくこの子達と歳も近そうだし仲良くやれそうかな?
「はい…自己紹介ありがとうございます!それでは今から向かいますよ!」
そう言ってジアンナが扉を開けてこちら向く。
…ん?一緒に行くの?
「え?ジアンナさんも行くんですか?」
他の2人のメンバーも同じことを思ったのか目を真ん丸くして驚いている。
「ふっ…私、実は戦えるんですよ!なので監督役として同行させてもらいます!」
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名前:ジアンナ
種族:ヒト
レベル:23
HP:48/48
MP:24/24
筋力:34
俊敏:30
耐久:32
器用:27
魔力:18
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