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17話

セリアの元に駆けつけると、ジルクとセリアが杖を持っているゴブリンと剣を持っているゴブリンと相対しているのが見えた。

__________________

名前:

種族:ゴブリンソルジャー

レベル:16

HP:35/48

MP:15/15

筋力:38

俊敏:25

耐久:28

器用:24

魔力:17

___________________

__________________

名前:

種族:ゴブリンシャーマン

レベル:16

HP:20/32

MP:24/38

筋力:18

俊敏:25

耐久:15

器用:35

魔力:38

___________________

強い…ってかジアンナが言っていた事と全然違うぞ!前衛がいるからセリアは後ろから安全に攻撃出来るって言っていたが…他の前衛達は目の前の敵で手一杯だ。

それに偵察が言っていた150匹より明らかに多い数のコボルトとコボルト達が見える。

まさか…偵察がしくじったか?


「ルイ、危ない!」

その言葉でようやく自分に降り掛かる危機に気付く。

ゴブリンシャーマンから飛んできた火球が俺の横を通り過ぎる。


あっぶね!セリアに言われてなかったら気付かずに当たっていた。


「ルイくん!僕は剣使いの方をやるから君とセリアちゃんで魔法使いの方をやってくれ!」

そう言ってゴブリンソルジャーと切り結ぶ。


近接戦ではジルクとゴブリンソルジャーは互角だ。ステータスでは負けているが、真紅の名槍の身体能力向上と槍さばきで何とかカバーしている感じだ。


ゴブリンシャーマンを見ると杖を掲げ何やらブツブツと呟いている。

あれは…魔法の詠唱ってことか?なら唱え終える前に攻撃するのみ!


一気にゴブリンシャーマンとの距離を縮めていく。

だが距離を縮める前にセリアの魔法がゴブリンシャーマン目掛けて飛んでいく。


よし!これで…ってまじか!?


唱え終えたゴブリンシャーマンがセリアの魔法ごと粉砕してこちらに火球が迫ってくる。


慌てて避けるが、近くの地面に着弾し、その爆風が俺を襲う。


痛ってぇ…治癒魔法を使おうとするが、MPが残り8/23である事を思い出す。


チッ…残りMPが心許ない。痛いが動けないほどでもないし、治癒魔法をは使わないでいい。

そう結論付けるともう1回ゴブリンシャーマンの元へ駆けていく。


今回は唱え終える前にゴブリンシャーマンの元に辿り着けた。

ゴブリンシャーマンも詠唱を止めて杖で攻撃しようとしてくる。魔法使いにしては機敏な動きだが…当然俺には当たらない。

そのまま飛びつき相手を地面に押し付ける。


精一杯俺を引っ掻いたりして抗ってくるが、筋力は俺の方が高いし、身体能力強化魔法を使っているので俺の拘束は解けない。


俺はゴブリンシャーマン目掛けて噛み付く。

最初は必死の抵抗で暴れていたが、抵抗虚しくそのまま絶え果てる。


うぇっ…クソまずい…歯の間に少しゴブリンの肉片が挟まって気持ち悪い…


…ってあれ?俺の背中にあった火傷の跡が綺麗さっぱりなくなっている。


「ルイ!大丈夫?って治癒魔法で回復したんだね良かった…そうだ、これ飲んで!」

そう言って青い液体が入った瓶を俺に飲ませようとする。

__________________

マナポーション(中)

三日月草を煎じて作ったポーション。MPを中程度回復させる効果を持つ。

___________________

ありがたい!だけど…こういう系って絶対苦いよな…まぁ良薬口に苦しって言うし仕方ないか…

俺は瓶の口を咥えると一気に仰ぐ。


めっちゃ美味い。何となくラムネ味を思い起こさせる味をしている。

これを飲んだおかけでMPが全部回復する。


ジルクの方を見ると、ゴブリンソルジャーと戦っていた。


…そう言えば身体強化魔法って仲間に使えるのか?やってみるか!

ジルクに狙いを定め、治癒魔法を発動させるみたいに身体強化魔法を発動させる。


仄かにジルクの体が光る。

瞬間、これまでの動きとは一線を画した動きでゴブリンソルジャーの剣を弾き飛ばし、その勢いのまま首を切り飛ばす。


おっ!これは成功したっぽいな!やっぱ挑戦してみるのは大事だな!

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