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13話

街の正門前に多数の冒険者達が集まる。

ここに集まっている冒険者達は、全員討伐隊の面々だった。

「うわぁ。すっごい集まってるね。」


ざっと50人くらいは集まっている。その多い人に面食らったのかセリアは驚嘆の声を呟く。


「確かに、討伐隊の人数が多いね、でも、それだけ集落の規模が大きいってことだよね。」


確かに…人数が多いからって気を抜くと、痛い目に会うかもな。


「あ、あのパーティ!」

セリアが指差す方向に視線を向けると、赤髪のイケメンと桃色髪の美少女がいた。


「お!あのパーティは討伐隊で唯一の金級冒険者”雷光の剣”だね。正直彼らさえいればゴブリンとコボルト風情には負けないと思うよ。」

ご丁寧にジルクが説明してくれる。


金級冒険者か…少し力量を見ておきたいな。


__________________

名前:オルガ

種族:ヒト

レベル:59

HP:138/138

MP:64/64

筋力:85

俊敏:73

耐久:78

器用:80

魔力:58

___________________

やっば…化け物すぎるだろ。多分前衛なのかな?魔力より筋力や耐久の方が高い。

てことは、相方の桃色髪も化け物か?


__________________

名前:ハレナ・カミュ・フロース

種族:ヒト

レベル:56

HP:76/76

MP:146/146

筋力:52

俊敏:72

耐久:48

器用:78

魔力:98

___________________

…オルガに負けず劣らずのステータスだ。

前衛のオルガに比べてハレナは後衛よりに偏ったステータスをしている。

これが金級冒険者か…強いな…ただ、この2人が味方なのは本当に心強い。


「討伐隊の皆さん!各自、ギルドの派遣した馬車に乗ってください!!」

ギルドの職員らしき人が声を張り上げて冒険者達の誘導をする。


「やっと時間みたいだね、それじゃ行こっかセリアちゃん。」

先輩風を吹かしたジルクが緊張しているセリアをリードするように先導する。


「は、はい!」

緊張している面持ちのセリアが馬車に向かうのを見て俺もそれについて行く。


馬車に乗り込むと俺達以外に2人の冒険者がいた。


「あ…カマセルさん…」

え?アイツもいんのかよ。馬車の中をみるとどっしりと座っているカマセルの姿が目に入る。

俺達に気づいたカマセルはこちらを一瞥すると気まづそうに目を逸らす。


まぁそりゃそうか。犬に腕を押さえ付けられて、噛ませ犬みたいな捨て台詞を吐き捨てて逃げた次の日に俺達と同じ馬車だもんな。

絶対気まずいに決まってる。


「?どうしたのセリアちゃん。」

戸惑っているセリアを不思議に思ったのか気遣うように聞いてくる。


「…いえなんでもないです。」

そう言ってなるべくカマセルから遠い場所に腰を降ろす。

その際、俺を抱えて膝の上に置くのも忘れない。

カマセル以外のもう1人はフードを深く被っているのであまり顔が見えない。


ジルクも何となく馬車の中に漂う気まずい雰囲気に気付いたのか、何も喋らずセリアの隣に座り、マジックポーチから取り出した真紅の名槍の状態を確認している。


ちなみにセリアはこの目的地に到着するまでの時間、俺の肉球をふにふにと触って気まずさを誤魔化すようにしていた。


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