表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
禁断の果実から始まる恋  作者: こたつむり
第1章 中学1年生 蓮月ひなた
4/54

蓮月ひなたは水無月ひかりとペアに


だんだん中学生活に慣れてきた5月。


直江東月(なおえとうげつ)中学校、略して東中(とうちゅう)はみんなと早く仲良くなれるために夏休みに入る前の6月に1年生から修学旅行に行くことになっている珍しい学校だ。

今日は1限の授業から計画を立てていた。


班は男女で最初別れて3人で集まりその次に男女でくっつき計6人の班を作る。

俺はいつも通りしんやとゆうきとくっついた。


「なぁなぁー!水無月さんたち誘おうぜ」


「いいな。でも人気だから大丈夫かな?」


そんなとき俺は声をかけられた。


「蓮月くんたちもしペアいないなら一緒にどう?」


俺はしんやたちを見てお願いのポーズをされたので頭をかき短い返事で「うん」と答えた。


「やっぱり京都に行くなら清水寺は行きたいよね」


「あと抹茶パフェも食べたい」


水無月の友達、すずとなながどんどん話を進めていく。

結局2人がいろいろまとめて行く順番が決まった。




「よーし、学校も終わったしこれから3人でカラオケ行かね?」


「おー!いいな!行こう行こう!」


しんやとゆうきはおまえも行くよな?と言う目で俺を見るのではいはいと答えた。


「おーい!蓮月お前今日までのプリント提出してないぞ。今、教務室寄ってけ」


俺は先生に呼ばれた。

そう言えば修学旅行に向けてのアレルギープリント出すの忘れてた。


「わりー!先に言ってて」


俺はしんやたちを先に行かせて先生と教務室に向かった。

教務室に入ると水無月がいた。

水無月も出し忘れたみたいだ。

パパっと書いて俺は教務室から出る。


「待って!校門まで一緒に行こう」


水無月が俺を呼び止める。


一体何を話せばいいのか。

俺は黙って歩いた。

すると水無月の方から話しかけてきた。


「急に班誘って大丈夫だったかな?びっくりしたよね?」


なんだ!そのことを謝りたくて誘ってきたのか。


「嫌、大丈夫。しんやたちも喜んでたし」


「ならよかった。あたしも蓮月くんと話してみたかったし」


そんな話をしてる間に校門に着き、またねと笑顔で言われ俺たちは別れた。

たぶん俺ではなかったら確実に好きになった笑顔だ。


「やべー!こんな時間!急いであいつら追いかけないと」


俺はしんやたちと約束していたカラオケへと急いで向かった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ