争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない!! 後編
逃げようとする雑魚と謝罪に行かせようとする青空の力は均衡状態にあった
矢印で表すならこんな感じだろう←→ 矢印で表さないなら綱引きだ
「いい加減、あきらめてくれるかしら雑魚君」
「貴様があきらめたら、あきらめてやろう」
「じゃあ、これは」手の力を強める
「いででえ、放せ貴様…」脂汗をかいている
「じゃあ、謝りに行くのね、雑魚君」肩で息をしている
「誰が謝罪など…」
「それじゃ、埒が明かないじゃない」
「貴様があきらめれば済むことだろ」
「黙りなさい、この小悪党が」
「周りに人がいないからって、調子にのるなよ、妖怪猫かぶりオンナ」
「うるさいわね、この厨二ストーカーが、人除けの結界は展開済みよ、抜かりはないわ」
一向に埒が明かないので、青空が提案を切り出す
「じゃあ、私も一緒にあやまってあげるわ」この時、青空は変なことを想像してしまった
※これはイメージ映像です
「いやだいやだ、放してよ青空おねえちゃん、先にぶったのはあいつのほうだ」
「たとえそうだとしても、暴力はダメっていったでしょ雑魚くん、お姉ちゃんも一緒あやまってあげるから、ねっ」イメージなので二人とも幼い
このシチュエーションは、お姉ちゃんに構ってほしい弟がいたずらをするが、対面すると素直になれない感じかしらね…など一瞬考えてしまう
「変なこと想像しちゃったわ、はずかしくなってきた」
「はずかしいだと、はっ!!そういうことか確かにこのシチュエーションは…」
※これはイメージ映像です
「これほかの人が見たら手をつないでるみたいに…」とはずかしくなって急に手をはなす青空
普段は異性だと思ってないけど、急に意識しだすらラブコメとかであるやつだなと
そしてこの均衡状態で、急に手を放されれば…普通なら尻もちを程度で済むが、相手がコイツだ 吹き飛ぶ!!
何かを引っ張りあいして、急に片方が手を放すギャク系のアニメでよくあるやつだなと
「おい!!貴様絶対に放すなよ」
「はぁ?アンタさっきといってること…」
「絶対に放すなよいいか」
「だから、放さないって言ってるでしょ」
「絶対にその手を放すんじゃないぞ」
「ええ、絶対にこの手は放さないわ」
「どんなことがあってもだ!!」
「ええ、どんなことがあってもよ!!」
人はこれをシチュエーション・コメディと呼ぶんだ、ラブコメになるのはもう少し先のお話かもしれない…
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