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【04】リリーシャ、ちょっとだけ頑張る

「それでは始め!」


その合図と共に試合が始まった。もちろん誰が来ようか手抜きはしない。全力で相手するだけだ。



ーーーーーーーーーー



あっさり最終戦まで来てしまった。まだ本気ではないがあっさり勝てる相手が多かった。当たり前か、入学したばっかりだし。


「す、凄いよ…リリーちゃん…もう最後だよ?」


「んー多分行けると信じたい」


さすがは最後まで残った相手との事で今までの相手で1番強いだろう。多分…


『決勝戦に出場するリリーシャさん、アーラシュさん準備を始めてください』


「よし、行ってくる」


「頑張ってね、リリーちゃん」


よし、これが決勝戦だ。ちょっとだけ本気出しちゃおうかな。



ーーーーーーーーーー



『それでは新入生交流戦決勝戦を始める!2人とも準備はいいかー!』


「「はい」」


『それでは始めぇ!』


まずは相手の手の内を見ることにしたいがあまり長続きさせない方がいいだろ。魔力はあったもこの体の体力は少ない。長時間はこっちが不利になる。ならば!


「ふん!」


「!」


相手は剣士だ。距離を縮められるとさすがにまずい。


「どうした!かかってこい!」


こいつ…なかなかすばしっこいな。


「くっ!『炎玉ファイヤボール』」


「無詠唱か!その歳ではなかなかやるな」


「そりゃどうも、でも最年少が相手だからって隙を見せては行けませんよ?」


「なに?」


「『神の業火よ、悪しきものに鉄槌をくだせ神々による炎の鉄槌ラストジャッジメント』」


「なっ!?」


詠唱を唱えたあと、アーラシュさんの周りに物凄い炎が燃え上がった。ちなみに威力は限界まで下げてるからほぼ見た目だけで火力はない。軽いやけどですむレベルだ。


「『光と闇よ、この一撃にて敵を滅せよ光と闇の矢シャドウ・レイ』」


炎であまり見えなかったけど当たるか当たらないかすれすれを狙った。多分当たってないはず…


『そこまで!』


…ちょっとやり過ぎたかな。


「リリーちゃん…あれ何?」


「ちょっと昔にみた奴を真似しただけだよ」


「でも聞いたことのない言葉だったし…」


そりゃそうだろ。なんせ…


「ふぅ、びっくりした…いきなり炎に囲まれた挙句物凄い早さで何かかすめていっておどろいたよ」


「あ、大丈夫でしたか?これでもかなり調整してましたけど…」


「大丈夫だよ。こんな若い女の子がこんなの使ってくるなんてね…」


「怪我は無くて良かったです」


「あのさ…もしよければアレ教えてくれない?」


「あ、習得は無理だと思いますよ。アーラシュさんは魔術適正あるみたいですけど魔力総量足りないです」


「やっぱりかー。でもいい試合だったよ。お疲れさん」


「こちらこそ。お疲れ様でした」



ーーーーーーーーーー



あの日以来、何故か一部の上級生から試合の申し込みがあった。もちろんタイマンで。最年少である少女が交流戦で優勝した。って話が瞬く間に広がり自信のある先輩達が挑んできたのだが、全て返り討ちにした。てかアーラシュさんの方がまだ強かったぞ。

しかし、数人が挑んだ後学園側から、まだ幼い女の子なのにほぼ連戦状態になってるとのことでこれ以上の試合にストップが入った。個人的にはもっとやっても良かったが体は疲れている。暫くはゆっくりと過ごせそうだな。



ーーーーーーーーーー



あの日から暫く経ち、学校に慣れてきた。卒業まで長いんだ。ゆっくりとやって行こうじゃないか。



ーーーーーーーーーー



「こんにちは」


「どちら様でしょうか?」


「えっとですね。簡単に言うと女神さんです」


「え…?」


「貴女にお願いがあります。彼、いや彼女の元に行き助けてあげてください」


「彼?もしかして…マスターの事?でも…」


「時間がありません。どうしますか?」


「また、マスターに会えるのですか?」


「はい、でも今は容姿は変わってますので…」


「マスターに会えるなら行きますよ」


「本当ですか!?ありがとうございます。必ず…救ってください」


「えぇ、もちろんです」


……To be continued

ちょっとだけ奮発しました

今後はもう少しだけ戦闘シーン長く出来るように頑張ります

P.S.本来なら翌日だす予定でしたが修正したいところが多かったので延期しました。

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