02【新しい街、新しい友達】
あれからしばらくしてもう私は隣町にある学校に通うことになった。時の流れが早いとかはあまり言わないで…
「道具はしっかり持ったか?忘れ物はないか?あとそれから…」
「心配しすぎです。隣町だから帰ってこようと思えばすぐ帰れますし」
「だが入学してからしばらくは忙しいし帰ってこれないだろ?だから心配なんだよ」
「お父様心配してくれるのはありがたいですけど何か足りなければ買えばいい話です」
「それもそうか…気をつけて行くんだよ」
「じゃあねリリー。お母さん達はここにいるから何時でも帰ってきなさいね」
「はい、行ってきます」
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えっととりあえずは隣町へ行く馬車はっと…確かこっちだったはず。この世界ではバスの様な交通機関として馬車が当たり前なのだ。だいたい10人前後しか乗れないけどね。
「あった。これかな…すみませんこれロアまで行きますか?」
「そうだよ。えっと嬢ちゃん今年の入学生かい?」
「そうですね。よくわかりましたね」
「この時期は多いからな…さてそろそろ出発だし、乗った乗った」
そう言われ馬車に乗り揺られること数時間。隣町であるロアに到着した。
ロアは比較的大きな街で、これから通うことになる学校、確か名前は…アーノルド学園…だったはず。うん、間違ってない。ここは冒険者になる人が多く通う学校で、魔術から剣術、世の中で生きていくために必要なことも教えてくれる。
ちなみにほとんど外から学生が来て年齢も結構違ったりすることも多いとか。寮もあり私はそこに入る事になってる。
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「ここが…今日から私の家となる寮か」
結構でかいよこれ。どこかの屋敷かってくらい広いな…確か部屋の鍵は前に貰ってたはず…えっと、部屋は2階か。どこだろう…
探すこと数分、広大な建物の中を探しやっと見つけることができた。てか見た目より広いじゃないかこの建物…
「ここかな…よし間違えてないな。よしまずは道具の整理からやるか!」
だいたいの家具は最初から備え付けられてる。自分達で用意するのは服と大切な物くらいですむ。ちなみにお風呂はない。トイレとシャワーは各部屋にあるらしい。ホテルかな?って言えるレベルで素晴らしいサービス。お風呂だけは大浴場とのこと。こちらもホテルにあるような広い風呂。話によると一部の人しか使わないらしい。今度行ってみようかな。
入学式までだいたいあと一週間かな。どうやらこの周りの部屋の人達も新入生みたいだし…今度挨拶はしとかなきゃなぁ…
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部屋を片付けを終え、そろそろ街の観光…いや下見をしとくか。学校の方も見に行っとこうかな。早速行くか。
部屋を出ると1人の少女が居た。
「こんにちは…えっと…この部屋はどこら辺でしょうか…?」
「え?あ、えっとねこの部屋はっと…目の前ですよ」
「えっ?あっ!すみません、見落としてました…ありがとうございます…」
「君も新入生?私もなんだ。私はリリーシャ・アインクラッド。これから近くに住む仲間だし、自己紹介くらいしとかないとね!」
「えっと…リリーシャ…さん」
「リリーでいいよ。皆からそう呼ばれたし」
「はい…リリーさん。私はアリス、アリス・ベイカーです…よろしく…お願いします…」
「よろしくね、アリスさん。こんなこと聞くの失礼かも知れないけど年齢は?」
「6歳です…一応入学出来る年齢は超えてます…」
「なら同い年だね。アリスちゃん」
「そうなんですか!?よ、よろしくです、リリーちゃん」
そうして新しい友達を作ることが出来た。たまたまだけどね!ちなみに残りの部屋の人達は私達より年上でした☆(ほとんど10歳という…私達若スギィ)
その後、私はゆっくりと街を見回ったあと学校に行ってみた。場所はロアの端の方にある。何故かというとここ、とてつもないくらい広い。すごく広かった。覚えるの大変そうな学校だ。
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「ふぅ…ロアって凄いな…」
広くて迷いそうになったよ、まったく。
「もう今日は疲れた。シャワーでも浴びて寝ようかな」
そして私はシャワーを浴びてすぐに眠りについたのであった。
……To be continued
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キャラ紹介第1弾は主人公のリリーです。現段階なので成長すれば変わるかも…?
名前:リリーシャ・アインクラッド
年齢:6歳
身長:平均くらいらしい
スリーサイズ:知りたいか?こんな幼女のか?なら首を出せぃ!
体重:不明
好きなもの:特になし
嫌いなもの:しつこい人、G
使える魔法:火属性系、光属性系、???
その他:桁外れの魔力の持ち主。だが使える魔法は少な目。子供だし仕方ないよね。ちなみにこの年にしては火力がえげつないらしい。何やら前世と関係があるとか無いとか…
予定よりかなり遅れました()許してください。失踪した理由じゃないんです。割と真面目に時間無かったんです。