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誰かにとって大切なモノの形  作者: 木伸三 他ト
たとえ何もなしえなかったとしても
9/18

9話 「建宮恵の事」

トラブル(だいたい自分のせい)で遅れましたすみません…

一応今回の話は次の作品にもつながる説明回でもあったのでいつもより少しだけ長いけれど楽しんでくれたら幸いです

実際。

自分のことが普通とは違うって自覚を持ったのはつい半年前、詳しく言えば先輩が落ちていろいろと頭のなかがぐっちゃになった時から。

なら、普通とは違う理由っていったい何だろう。それが分からない。

自分の記憶の中でも本当にわからない部分があるのは事実。しかもそれは両親のことだろう。


なんでわかるのかってのはまあ。

先日から、いくら幼少期の事を思い出そうとしても、これがまた全然思い出せないのだ。濃霧が頭の中にかかっているような。

いや、たぶんそれより以前も思い出せなかったんだろうと思う。きっと。たぶん。おそらく。


・・・・・・あー、こうやっていくら不確定な付属語を追加したところで、自分が確信してしまってる事実を誤魔化せるわけでもない。

はてさて、幼少期の私に、強いて言えば私の家族に何があったのか。どうすればそれを知ることができるのか、それが分からない。


そもそも、私自身思い出したくないからこうなっているわけだし、思い出す必要なんてあるのか?


私の半年前のトラウマを解決するためには、自分自身の異常さを理解する事が重要というのはわかったけれど、それを克服することに意味なんてあるのかどうか。

克服したところで元になんて戻れない。むしろ私自身、あんな不完全な完璧人間に戻りたいとは思ってない。

ならば何の意味があるのか。


分かっている。

分かっているとも。


今、こうやって停滞して過去しか見れない自分を、良しとしない自分が存在しているということもわかっている。

怖いんだ。

今まで、先輩の事件が起こるまで気にもしなかった自分の事を知ることが。

知ることで、きっとまた何かに囚われてしまうことを怖がっている。


だけど。


愛華は、あの娘は私のことをなんとかしてくれようとしているみたいだし・・・・・・・

正直な話、あんなに私のことを気にかけてくれる同年代の人って初めてで、そんな人を気づつけるのが怖い。

私の中では、あって間もない彼女・・・・そんなに多く話したわけではないけれど、親近感というかなんというか。


何にしろ、好意を向けたくなるような存在になっていることは確かだ。


彼女がどんな目的で私のことを思って行動してくれているのかは、もちろん彼女しか知り得ぬことだけど、

献身的にしてくれている人の思いに自らが答えようとするのは、気持ちのいいこと、かもしれない。

こういう思いもあるし、停滞することをやめれば、やめることができるのならば。

その先に何かが見えてくるかもしれないじゃないか。


なら私は・・・


窓からの差し込むあたたかな光が、部屋の真ん中に平衡して置いてある長机にかかる。

同じ部屋にいるこの学校の生徒会長だという女の子が棚から何やらティーセットらしきものを取り出そうとしている。


「紅茶。お飲みになります?」

「えっと、はい。いただきます」

「別に敬語で話されなくとも結構ですよ。同年代ですし」


そっちは???????????


「わたくしのは"キャラ"ですので。お気になさらず―」

「あー、うん、わかったわ」


確かに敬語の使い方がちょい違う気がするけど。

変な人だな、ここまで第一印象がひどい人も珍しいんじゃないんだろうか。


「とは言え、あまりにも面倒くさいようならやめようかとも最近考えていますけれどね」

「え、えぇー・・・・・・・」

深まる謎を何とか紅茶と一緒に飲み込む。


・・・・・うー。

やっぱりあたしはコーヒーの方が好きだな。


「あら、でしたらおっしゃっていただければ出しましたのに」

「ちょっ、心を読むなっての!ほんとあんた何者なのよもう・・・」


うー、うー、愛華ぁ・・・・早く帰ってきてよぉ・・・

教室につくなり『あたし、ちょっと行くところがあるからここで待ってて』と言って出て行っちゃうし。


「そういえば自己紹介がまだ済んでいませんでしたね、これは失礼しました。」

コーヒー缶を開けてせかせかと準備をしながらそう言ってくる。

「まず自己紹介をするのが普通なはずよね、私間違ってないよね?」

「いえまあ、仲良くなるにはおもてなしをするという意見がわたくしの脳内会議で先行されてしまいまして・・・・・」


なにやらかわいい言い訳を始めたぞ・・・・・


「それに愛華さんが連れてくるものだからもうすでにわたくしの紹介は住んでいるものとばかり思っていたもので」

振り向いた彼女の顔は貼り付けたような笑顔が苦笑に変わっていた

「わたくしは水瀬かおりと申します。この学校の生徒会長を務めさせていただいておりますわ」


なんか偉そう、とか思ってたら本当に偉かったこの人。


「あたしは建宮恵。よろしくね」


いったいなんでこんなことになったのか、そもそもあの愛華が学校の生徒会長と知り合いだったなんて、それだけでも意外すぎる。


「愛華さんはおそらく真昼先生のところにいってますわ」


・・・・・・・・・・・・は?


「い、いや、ちょっと、いろいろ今の不穏だったわよ!?」


真昼おばさんのことを知って・・・先生?しかもなんで愛華が今このタイミングで会いに・・・・・?

こ、混乱してきた。


「混乱しているところ悪いですけれど、おそらくこれからわたくしがお話しすることは、あなたの常識を軽く吹っ飛ばすことなのですし、そろそろ帰ってきてくださいな」

「・・・・・・・・・・・・・・・ほんとなんなの」

「まあそれに、あなたならばすんなりと受け入れることができるかもですしね」


どうもさっきからこの人からいい印象が受け取れないのだが。

混乱から半ば立ち直った・・・・いや、なんも整理は出来ていないんだけど


そんな私のことを尻目に彼女はつらつらと話を始めた。



「この世には不思議な現象を起こすことのできる特異な人間がいます

「その数は決して多くないですけど、確かに存在することはわかっています

「例えば今ここにいるわたくしとあなたです

「いったい何を言っているんだと言いたけですわね

「まあ、何はともあれしばらくわたくしの話を聞いていただけませんか

「そこまで長くはならないと思うので

「では続けさせていただきますね

「恵さん、あなたは自分の行動が出来すぎていると思ったことはこれまでにありますか?

「ありますよね。それも何度も、何度も

「その顔はどうやら心あたりがありそうですね

「流石というべきかなんというか

「先ほどわたくしとあなたがその例だといいましたが、

「わたくし達はその現象を体現させるものを"特異体質"と一括して呼んでいます

「まあ、なにかしら名称があったほうが分かりやすいのでしょうね

「わたくしもそう思いますし実際に合理的です

「わたくしの体質がどのようなものかはあまり意味のない行為でしょう

「なので割愛させていただきますね

「さて、本題ですけれど。もちろん先程の質問と関係があります

「あなたの特異体質をお教えします

「なぜですかって?

「あなたのため、なんて言ったとしても信じてはくれないでしょうし、わたくしはそんな安い人を欲していません

「回りに回ってあなたへした"親切"がわたくしの元へ戻ってくる、とまあ

「わたくしの下心はおいておきましょう

「あら、わざわざ喋った理由はあなたの体質に起因していますよ

「そうですね、ぶっちゃけ言えばあなたのは"なんでも出来る"ものです

「詳しくいいますとね、あなたが潜在的に"できる"ことなら"何でもできる"ものなんです

「あまり顔に驚きが見られないところを見るに、このようなことを考えてはいたようですね

「恐らくあなたのトラウマはこれを理解していないと、いえ。理解していたとしても解決は難しいでしょう

「ただ、あまりにも明確に内容を語れることに不信感を覚えられてもわたくしとしては困るので、一応説明しておきますとね

「わたくしはあなたの叔母にあたる建宮真昼さんの協力者、といったところでしょうか

「あの人は精神病の専門医にして特異体質の研究者でもあるあの人のね

「・・・・・・・その様子を見るにやはり知らされていなかったようですね

「彼女のことは彼女に聞いてくださいな。あなたの実の叔母なのですしね

「ここでわたくしが説明するべきなのは精神病と特異体質のつながりですわ

「この話が恵さん、あなたのトラウマの解決につながります。断言する理由はまあ、話をお聞きしていればおのずとわかるだろうと思います

「そもそもわたくしたちの特異体質はほとんどの場合が本人の精神的なトラウマに起因しているということがわかっています

「ですから、ほとんどの方が特異体質と共に精神的疾患を患っているんです

「ただ、特異体質というものはこれまた厄介なものでしてね。その体質のせいでトラウマを自覚していなくとも体質を失うことなく持ち続けられるのですよ

「恵さん、あなたのようにね」

(ズズッ)


「はぁ、紅茶おいしい」

「とまぁ、ざっとこんな感じですかね」

と、紅茶を品格のかけらもなくすすり一方的な一人語りを終え、一休みと思ったのかお嬢様"キャラ"を崩壊させている会長。


いやいやいやいや、なに?これはなに???

「え?真昼さんが精神科医?特異体質?過去のトラウマ?突っ込みどころが多いこともあるけれど、なにより非現実的だって」

「ですが、あなたの体質上先程わたくしが話たことがすべて事実だという確信があなたの中にあるはずです」

・・・・・・この人の言ってたことははたから聞いたらめちゃくちゃだけれど、


どうしようもなく私の心中は彼女が言った通りだ。


あの感覚。

どこからともなくわいてくる確信。


「なんでも出来るって、つまりは物事に対する解決策とかは・・・・・・色々無視して発想できるって事か」

「過程を吹っ飛ばす事ができると言ってしまってもいいかもしれませんね」

過程を飛ばす、今この現状に当てはめると特異体質ってのがあるのかということを、そのまま"周知の事実"として自分は理解できることになる・・・・確かに出来てる。

それが存在しないという核心的な根拠が持ち出せない。


最初に考え始めた時に答えは明白で分かるだろう、と"分かる"ってたかをくくったからその答えを知ることができたわけだ。

本来ないことを知ることができるって思ったはずなんだけどなぁ・・・・・

これ、きっとあることを証明しようとするとこれまた自然と浮かんでくるのだろうか。


「ああ、ちなみにあなたの体質はあなたに実際出来ることしかできませんから」

「それは例えば超能力・・・・瞬間移動とか透視とかは無理って事ね」


同時にそもそも答えが存在しないものや解決法が存在しないものもダメって事になるのか


「ふふっ。面白い例え方をしますね。思念を読むとかならその気になればできそうな気もしますけど。あともう一つ」

「なに?まだ何かあるの?今ちょっと考え事してるから忙しいんだけれど」

「あなたが深層心理上でできないと思っていることもできませんね」

「????それは現実に出来ないって言った事と何の関係があるのよ」


出来ないことはそりゃ、できないと思ってるし・・・


「いや・・・・・・・・もしかして逆かも、本当は出来ることもそれによって出来ないことがある・・・・・・・・」


ちょっと待て。この人がこの情報を私に公開した理由は


「それはですね、あなたの根本に関わってくる事だからですよ、建宮恵さん」


急に名前を呼ばれてほぼ無意識でかおりさんの方を向くと彼女は私のことを優しそうな目で見ていた。

その笑み、さっき初めて見た時から全然変わっていないんだけど・・・・・・

どうもこの人は、なんというか信用できない気がする。なんとなく。


「それは・・・・・・・私の両親に関すること、かな」

「ご明察です。やはり体質抜きにしても洞察力と想像力はかなりのものをお持ちですね」

「それはどうも・・・・・・」


全然うれしくないけれど。


「あれ?それなら私がそのことを他の方法で調べようとしたらどうなるんだろう」

「知る事を出来ないと思い込んでいるのですからきっと何かしらの妨害が働くのではないのでしょうか」


出来ないことに入っているなら、一昨日の愛華との出来事も・・・・・・

両親の名前が思い出せないことも、過去の記憶がなくても今まで不思議に思わなかったことも。


「そうならないように自分に言い聞かせたってことか」

「またまたご明察!真昼先生のカルテ通りです」


やばっ、口に出してた・・・・いや、まあたぶんこの人はここまで計算済みだったのだろう。


「あら、もしかして今日のことは全てわたくしの計算通りだと思っています?」


こいつ、やっぱりなんか気に食わない。

真昼おばさんも怖い雰囲気はあるけれど、この会長はまた別の方向の怖さがある気がする・・・・・

何かにのまれそうな、そんな怖さが。取り込まれてしまうようなそういう危うさが感じられる。


「違うの?」

「・・・・・・・愛華さん、とてもいい人ですね」

「んっ!?なっ!?急になにをっ・・・・・」


おおおお落ち着け、私。

愛華の名前が出ただけだって、そもそもなんで愛華の名前が出て私がこんなに取り乱さなきゃいけないんだよ!

待った待った!これ以上は考えちゃダメ考えちゃダメ・・・・・・・・・・


「考えちゃダメ・・・・・・」

「あらぁー」

「・・・・・・・・なによ」


言いたいことはわかるんだけどさ・・・・・・・


「まあリア充リア充なのはおいておいてですね」


おいこら


「あの方はおそらく真昼先生の思惑通りに動くまいとして、あなたをわたくしの元へ連れてきたのでしょうね」

「真昼おばさんの思惑って、・・・・・そもそもの原因となってるトラウマを解決することで特異体質をどうにかできないかてことかしらね」


だから精神科医と特異体質が関わってくるわけか。


「いえ、確かにあの人の最終目的はそうなのでしょうけれど、ここで言う思惑はちょっと違いますね・・・・まったくほんとに過程を無視して答えを得てしまうのも時には困ったものですわね」

「あっ・・・ごめん。つい」


これは、自覚していても結構・・・・


「恐らく先生は愛華さんのお人好しな面を利用してあなたに自らの欠損を自覚させたかったのでしょうね」


なるほど、それであの記事を探せと。元々私がそれを私の体質をもってしても探し当てることができないと分かっていながらも。

それをきっかけにして愛華を第三者として私のことの解決の糸口に、と思ったのか。

でもそれは・・・・・・・・愛華に何もかも押し付け過ぎじゃないか。


「それでもし記事を見つけて自己解決できてしまうのならば行幸、そうでなくとも彼女を巻き込めればと画策していたのでしょう。

 おそらくそのほかにも2重、3重になにかしらありそうですけれどね、真昼先生のことですし」

「でも、愛華はどうしてわざわざこんなことを・・・・」


ああ、こういう肝心な時には使えない。なんか本格的に使い勝手が悪すぎる気がするなぁ。

それに危険だし、あまり知りたくないこととか、私自身の体に危険が及ぶような事も平気でできてしまうかもしれないし。

いや、いやいやいやいやいや。

既に、周囲に危害が及んでいるとしたら・・・・・・?


半年前。


それだけじゃなく、それまでも。記憶が曖昧な時期からあの時までずっと、ずっとずっと。

あの"何でもできた"自分はまさにこのそのものじゃないか。その原因たるものが自身の過去にあるものなのか。

愛華は、いろいろ感付いた上で私の過去に関することであの人に直接当たっていると・・・あの真昼おばさんに。


今は、自分のことじゃなく、愛華のことを考えないと。


「どうしてというのも・・・あの方の考えていることですから、単に真昼先生の思い通りになるのが嫌だったのではないですかね」

「ああ、あり得るわそれ」

もしかしたら「あたしの意志で恵のことを助ける」とか意志を通そうとしてたりとかしてるのかもしれない。


「きっとあなたに重荷を負わせないようにしたのかもしれませんね、ただ彼女のミスはわたくしが先生の関係者だという事を見逃せなかったところですわね」

「・・・・・・・あんたね、本当はすごい性格悪いんじゃないの」


それも結構秀逸な。

はぁ、まったく愛華ってもう。

私は大丈夫・・・・・・じゃ、ほんとは今もそうじゃないけど、私のことをそこまで考えなくともいいのに・・・・。

そう考えると、自分のことで押しつぶされそうなところを彼女のおかげで軽くなってるって思える。


ああ、これは純粋に、うれしい。


「わたくしはまあ、真昼さんとは別に目的がありますからあながち愛華さんも間違ってはいなかったわけですね」

「目的?」

「ええ。わたくしはその目的のためにあなたが欲しいのです。ひいてはあなたのその特異体質がね。そのためにあなたに媚びを売っている最中です」


この人が真昼さんとかかわりがなかったとして、私のことや体質のこともしらないような普通の人だったならば・・・・・・・

きっと愛華がいろいろと事実を真昼おばさんに問いただして、私は何も知らないまま、今の現状を真昼さんの思い通りに少しづつではあるが改善していくような生活を送ることになったのだろう。

それも、きっと正しくていいことなのかもしれない。

そうすれば私は解決できない問題に直面して傷つかず、文字通り療養できるのだから。


考えろ。


その場合、今の私がなっとくできないことが一つあるだろう。

愛華は。

愛華をただの踏み台として私は治っていくのか?

その生活は、愛華のことを必要不可欠なものとして見過ぎなんじゃないか、いや、やっぱり納得できない。


「ねえ、かおり会長」

「はいなんでしょう」


何もせずただ待つなんて、だれかの善意を利用しているだけなんて私は嫌だ。


「媚びを売るって言ったわよね」

「言いましたね」

「なら、そのつけは後払いでもいいかしら」

「ええ、いいですよ。恵さん、あなたが必要になるのはもっと先のことですから」

変わらない微笑みで頷き返してくる会長。

正直なところ、あんまりこういう人に貸しを作るのはよくない気がするけれど、半ば強制的にもらっちゃっているようなものだし、諦めるしかないか・・・・


「ほんと、あんたいい性格してるわ」

「おほめに預かり光栄ですわ」


真昼おばさんの影響なんだろうか、この、なんというか、彼女の秀逸さというのは。

残ったコーヒーを一気に胃に入れる。

冷めてはいたが、気分を転換するには十分だったようで、ごちゃごちゃしている頭の中も少しすっきりとしたような気がした。


「それで、いったい何をどうするつもりなのですか?」

「私は、解決まで行かずとももっとこの体質をコントロールしたいと思ってる」


そのためにするべきことは、


「半年前のトラウマに、いろいろケリをつけたいと思うの」


先輩のこと、同じ部員のこと。その他いろいろなこと。目を背けられず、その上で私がなにもしてこなかったそれらに。

引いては、私自身に。



「そのために、半年前までいたあの街に、病院に行ってみようと思う」

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