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1月4・5・6日

冬日照る昔に似たる枯れ草なか夢死なず姿なして座れり(前川佐美雄)





前川佐美雄は戦後、保守的な思想の持ち主として占領軍に追放される不遇時代があつたが、そんな時にも掲出歌のやうな力強い歌を詠んでゐる。決して屈しない闘志を持つてゐた。今日から仕事始めの人が多い。国の再建が始まる。





空になる心は春の霞にて世にあらじとも思ひ立つかな(西行)





西行の歌は広く日本国民の愛唱歌になってゐるが、出家にあたつて詠んだ掲出歌も大らかで、希望を感じさせる。空になる心は春の心。世俗を超越して古典や文学に憧れる気持ちでもある。





寒波来るや山脈玻璃の如く澄む(内藤吐天)





今日は小寒。しかし、昨日はズドオンと寒くなつた。皆さまお気をつけ下さいませ。あと一カ月ぐらい一年の一番寒い時期が続く。しかし冬には冬の美しさや風情がある。指先をかじかませながら、冬の道を歩く。

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