表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/108

12月28・29・30・31日

叱られてばかりゐる子や冬休(青野卯)





今日は御用納め。何とか一年を終へ、たいへんな年だつたが、やはりホツとする。もつとも私は学生に勉強を教へてゐるので、新年のセンター試験、受験頑張つて欲しいと思つてゐる。若い子もみんな、頑張つてゐる。





舌焼きてなほ寄鍋に執しけり(水原秋櫻子)





今日は忘年会。風情ある料理屋さんに出かける。お寿司、お刺身。なまこや白子などの珍味の後、寄鍋をいただく。海鮮と野菜を食べ、楽しい酒だつた。名古屋駅も人出が多い。





年々にわが悲しみは深くしていよよ華やぐ命なりけり(岡本かの子)





年を重ねる中でさまざまな悲しみを重ね、深く感じる。しかし、だから生が衰へるのではなく、命はますます輝き、華やぐと岡本かの子は生命の希望を歌つた。私たちも今年の悲しみから立ち上がり、命を輝かせていきたい。





年を以て巨人としたり歩み去る(高浜虚子)





国民的に有名な虚子の絶唱である。しかし、今年は特にこの句のやうな感慨が深い一年だつた。決してこの困難だつた一年のことを忘れることはないだらう。そして来年は希望のある年になつて欲しい。一年間ありがたうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ