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12月25・26・27日

神は死んだニーチェも死んだ髭をとったサンタクロースはパパだったんだ(穂村弘)





面白い歌だ。今の歌壇は穂村さんの面白い歌柄を受け入れるかに賛否両論があるが、掲出歌などには紛れもない天才を感じる。また穂村さんは現代の風物と恋心を描くことにも長けてゐる。「お遊戯が上手く出来ない君のため瞬くだけでいい星の役」「お遊戯が上手く出来ない僕のためいななくだけでいい馬の役」





夢通ふみちさへ絶えぬ呉竹の伏見の里の雪の下折(藤原有家)





恋心を抱いた二人。夢の中でしか逢へない。しかしその夢に通ふ道までも閉ざされるほどに雪が降りしきる。昨日から本格的に雪が降り、積もつてきた。美しい真冬の光景である。私の住む大垣も北陸に近く雪景色。





はかなしやさても幾夜か行く水にかずかきわぶる鴛鴦をしのひとり寝(飛鳥井雅経)





昨日はやはり雪が積もり、電車も止まるなどたいへんだつた。もつともそれは私のふるさとの冬の日常の光景で、なつかしく、だう歩けばいいか体が慣れてゐる。掲出歌は真冬の水鳥を描きながら、かすかな恋心を一滴したたらせてある。

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