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12月16・17・18日

かきくらし雪ふりしきり降りしづみ我は真実を生きたかりけり(高安国世)





今日、私が住む大垣にも初雪が降つた。掲出歌を詠んだ高安国世は親に医師になることを厳命されたが、京都大学文学部に進学した。その決意の歌が掲出歌だつた。高安国世はドイツ文学の教授となり、今も続く結社「塔」を指導した。真実を生ききつたのだ。




体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら!」と騒ぐ雪のことかよ(穂村弘)





夏至の日の小野茂樹の歌が夏の恋歌の最高峰なら、冬の恋歌の最高峰は穂村弘のこの歌だらう。ある恋人たちの冬の日常を鮮やかに切り取つてゐる。みずみずしく、愛くるしい。こんな歌をつぶやくことが出来るとは天才なのだらう。





ものいはぬやさしさにみちて降る雪は知りたき駅の名も埋めたる(北沢郁子)





気ぜはしい年末だが、電車に乗つて仕事場に出かける。掲出歌のやうな光景はさすがに東海地方では、ないが、今年、甚大な被害を受けた東北地方は大丈夫だらうか?穏やかな年末を、そして来年は日本中が平和で幸福でありますやうに。

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