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11月19・20・21日

あやまてる愛などありや冬の夜に白く濁れるオリーブの油(黒田淑子)





あやまつた愛などあるのだらうか?いやないはずだ。しかし。そんな心の揺らぎ、葛藤が伝はつてくる。白く濁るオリイブの油は揺れる恋心を表してゐるのだらう。冬を代表する恋歌。





ひそみ来て誰が打つ鐘ぞ小夜更けて仏も夢に入り給ふころ(会津八一)





明日(11月21日)は会津八一の忌日である。会津八一は近代文学の激動の歴史の中で独特の美意識を持ち、独立独歩の地位を築き上げた巨匠だつた。大和、奈良を愛し、仏教的価値観に根ざした秀作を残した。





波郷忌や波郷好みの燗つけて(鈴木真砂女)





今日(11月21日)は実は会津八一だけでなく石田波郷の忌日でもあり、大御所二人の配列に苦心した。鈴木真砂女さんは俳人としての活躍の傍ら、銀座でバアを経営し続けた。波郷が好きだつた感じにお酒を燗するといふ。粋を感じる。

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