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10月25・26・27日

朝風や水霜すべる神の杉(幸田露伴)





昨日は二十四節季の霜降だつた。しかし日中はまだ夏日のやうでもある。とはいへ、シヨツピングセンタアを見てゐたらクリスマスやお正月の商品を宣伝してゐて笑みがこぼれた。大動乱の一年もあと二ヶ月あまり。





秋来ては幾日になりぬ夕月夜ふけゆく空に影残るまで(九条良平)





秋の日々も過ぎゆく。九条良平は天才歌人九条良経の弟。良平の歌も相当上手い。秋の夕べの月の光に季節感を味わつてゐる。日中はまだ夏日みたいになる日もあるが朝夕はひんやりしてゐる。





あかあかと一本の道通りたりたまきはる我が命なりけり(斎藤茂吉)





火曜日に丸谷才一氏が文化勲章受賞。昨日は北杜夫さんの訃報。言ふまでもないが北杜夫さんは掲出歌の斎藤茂吉の次男。丸谷才一氏は斎藤茂吉を厳しく批判してきたが同じ山形県出身である。さうやつていろんな人間模様があることこそ文学の、生きることの醍醐味だらう。

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