表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/108

9月19・20・21日

あひびきや我ら子規忌を修しゐる(加藤かけい)





古来、日本では偉大な芸術家や宗教家の亡くなつた日を忌日と称し、その人の供養、追悼と生きてゐるものたちの現世での幸福を祈つた。9月19日は正岡子規忌である。現代日本は近代の苦悩の上に成り立つてゐる。しかしその日にデエトしてゐる若者を見かけたと掲出句は歌ふ。面白い句だ。





鳥羽殿へ五六騎急ぐ野分哉(与謝蕪村)





台風12号の被害がまだ生々しいのに台風15号が近づいてきて、東海地方では100万人以上の人に避難が呼びかけられた。与謝蕪村は台風、野分をも美しく詠んだが、現実はなかなかさうもいかない。私も最低限の食糧などを買い、不安に耐えてゐる。





吹き尽くしのちは草根に秋の風(加舎白雄)





東海地方では台風が去つた後、とても優しい光が空からこぼれてゐた。しかしそんな夕暮れ、首都圏は台風の直撃を受けてゐたのである。我が国にとつて試練が続く。だが台風を過ぎた後の空が澄んでゐるやうに、よりよい国が復興されるやう私も頑張つてゐる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ