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4月13・14・15日

ほのぼのと春こそ空に来にけらし天香具山霞たなびく(後鳥羽院)




おおらかで美しい歌である。一昨日から昨日にかけてまた巨大余震が続き、日本は平和と思へないかもしれない。しかし後鳥羽院が歌つたおおらかで美しく悠々とした景色こそが日本のあるがままの美しさである。






カーテンの向こうは多分雨だけど雲雀がさえずるようなフェラチオ(林あまり)




おおらかで美しい歌である。カーテンの向かうは実際に雨なのだらう。しかしそれはいろいろな不幸を象徴してゐるやうな気もする。それでも愛し合ふ恋人たちの世界は幸福で平和なのである。一切の虚飾を捨て去つた愛の風景がここにはある。






三つ食へば葉三片や桜餅(高浜虚子)




さすが文豪の虚子。桜餅を食べる時、上品に葉つぱをはがしてゐたのである。私は野人だから葉つぱも食べちやう。塩漬けの葉つぱと甘い桜餅が混ざるとまた美味しいのである。どんな不幸でも私たちは美味しいものを食べて生きて、乗り切つていく。

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