表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/108

9月4・5・6日

塚も動け我が泣く声は秋の風(芭蕉)





台風12号により奈良、和歌山、三重一帯で多くの犠牲者が出た。今年は何故こんなに天災が起こるのだらうか?今、我が国も歴史の中の大きな転換点に来てゐるのかもしれない。しかし、それはそれとして大震災や台風でお亡くなりになつた方の御冥福を祈つてゐる。





或る人より寂しき事をけふ云はれ夜寝入るまで心破れつ(鈴木金二)





私は極楽とんぼだが、それでも仕事をする中でイヤな思ひをさせられることもある。掲出歌もさういふ市民の日常をさりげなく切り取つた歌である。それでも生きていくため日々過ごしていかねばならない。





群雀こゑする竹にうつる日の影こそ秋の色になりぬれ(永福門院)





落ち込んだり、動揺したりすると私がすがるのはやはり古典や文学の美しい世界のやうである。それを考えると心が安らぐ。永福門院は激動の乱世に生きられ、古典や文学をよりどころになさつた。その世界は静かな美しさに満ちてゐる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ