表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/108

7月4・5・6日

「たった今全部捨ててもいいけれどあたしぼっちの女でも好き?」(渡邊志保)





時に全てが煩はしくなる。全てを捨てたくなる。でもそんな風に全部を捨てても私を愛してくれるか?と掲出歌は問ひかける。それはぜいたくでわがままで、でも切ない問ひかけである。誰しもが心の奥底に隠してゐる問ひかけである。





世の中はとてもかくても同じこと宮も藁屋も果てしなければ(蝉丸)





世の中はだうにもかうにもどこまで行つても同じである。宮殿に住む幸福も藁の小屋に住む不幸も上も下も際限はないのだから。王朝の歌人の呟きは現代に生きる私たちにも何かを語りかける。





阿字の子が阿字のふるさとたちいでてまたたち帰る阿字のふるさと(御詠歌)





阿字とは光。そして大日如来のこと。例へ宗教を信じてゐやうとゐまいと私たちの全てが神の子、仏の子であり、大いなる命の一部であり、いつか旅を終へ、ふるさとに帰る。唱歌の「ふるさと」が描くのも私たちがいつか帰る光の世界である。弘法大師の教へである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ