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7月1・2・3日

水上みなかみのこころ流れてゆく水にいとど夏越なごしの神楽おもしろ(壬生忠見)





一年の下半期が始まつた。昨日は夏越しの祓ひといふ行事が西日本では多かつたのではないだらうか?氷室饅頭といふ菓子を食べ、夏の健康を願ふのである。掲出歌は古代の歌と思へない軽快なリズムがある。おもしろい歌である。





夕照雨はらはら光り輪の中にわが里いれて虹たちにけり(結城哀草果)





今日は半夏生はんげしょう。夏至の後、一定の期間がたつと農耕を休んだり、祭りを行つたり各地に半夏生習俗があるやうである。結城哀草果はアララギを代表する歌人であり、農村を歌ひ続けた。




観覧車回れよ回れ想い出は彼には一日我には一生(栗木京子)





栗木京子先生は文壇一二を争ふ絶世の美女で一日限りの恋など信じられない。虚構であらう。あるいは栗木京子先生に恋した無数の男のことを歌はれてゐるのかもしれない。しかし私にもかういふ特別な一日がたくさんある。教え子が彼女に会ひに坂道を自転車で走つていくのを見て、感慨深かつた。

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