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4月7・8・9日

咲けば散る咲かねば恋し山桜思ひ絶えせぬ花の上かな(中務)




この歌は桜のことを歌つてゐるやうで、実は中務が愛娘が亡くなつた時に詠んだ親の愛と哀しみの歌である。人間の歴史はさういふ愛と哀しみの歴史だつた。私たちは最近、さういふ哀しみを制圧したといふおごりがあつたかもしれない。しかしそれは間違いだつた。しかし愛は残つてゐる。必ず復興出来る。






さまざまのこと思ひ出す桜かな(芭蕉)




あまりにも有名な句である。芭蕉が敬愛し、養育した伊賀の若殿藤堂蝉吟が亡くなつた時、追善に集まつた人々に披露した畢生の傑作であつた。しかし、この句を読む私たちが思ひ出すのは美しく楽しい思い出でもよい。満開の桜の中でこの句を口ずさみ、涙があふれて止まらなかつた。






迷いなき生などはなし我が眼おとろうる日の声凛とせよ(馬場あき子)




私たちは大震災以来、迷い、不安、恐怖、混乱の中にゐる。しかしそれも人間のあるがままの姿だつたと気づかされたに過ぎない。その中で凛として生きる。それこそがまさに人間らしさなのだらう。明日も凛としてゐられるだらうか?

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