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3月10・11・12日

咲きそむる梅一枝の匂ひより心に四方の春ぞみちぬる(伏見院)





お昼、東海道線の電車の中から風景を眺めた。春めいて、白梅が目立つ。67年前の今日、東京では大空襲があつた。また明日は東日本大震災から一年。その中で春を迎へることが出来た奇跡に涙が流れる。そして古代の賢帝の歌も一入の感慨がある。平成24年3月10日。





はて知らぬ悲しみもまた月日あり君に別れし春めぐりきぬ(与謝野鉄幹)





東日本大震災から一年。悲しみは果てがない。しかし月日は流れ、春はまた巡つてきた。吉野弘氏が言つてゐたが、悲しみは悲しみで表面は癒えても本当は心の底に残る。しかし、それが生きることなのかもしれない。悲しみを込めて、祈りの気持ちで、この一首を選んだ。





再びの名残の雪と思ひけり(高木晴子)





東日本大震災から一年の日は何だか不思議な雰囲気、空気だつた。そして明けて今日は東海地方もまとまつた雪が降つた。寒さも戻る。昨日、東日本大震災についての番組を見てゐても東北はまだ雪の激しいところが多いことが分かつた。しかし雪は昼過ぎにやみ、青空が澄んできた。春が来る。

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