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「任務遂行、ジャッジメントハンドロックにより21時15分現行犯逮捕」


「アイコピーよくやった!」


 気づくと数人の警察官がわたしを囲んでいた。おそらく転移魔術により警察がワープしたのを理解した。


「君の真相は色々調べないといけないね。どこの雇われ団体ですが、カルト異教徒の仕向けですか」


「あっあぁああの~聞いてました??たまたまこの子は荷物箱に隠れていまして」


「さすが見かけによらず、なかなか口の割らない誘拐犯ですね。そうとうやっかいな異教徒かテロ組織と繋がりあるようですね」




 気づくと警察官はわたしを囲んでいた。


さらに荷物台から顔だけだしてわたしの顔を不満そうな顔で眺めていた顔はどんどん歪み今にも大粒に涙を落とす勢いで目が潤っていた。


「たまたまこの子のかくれんぼに付き合っていたのなら、君の情報を色々答えてもらいますよ」


「ゆっゆうう ユッコ!!!」


「はあぁあ!!!真面目に答えないさい」


「まっ間違えた...わっわたしの名前はユッフェリスコ!!」


「フルネーム!!常識だろ、それじゃ現在のお勤め先、家族などは、免許書とかいろいろありますよね」


「ええと苗字ないです!!仕事はその...今は無職、知り合いの女性と同居してます。証明するめんきょめんきょ…」





「きゃあああ!!いやだぁあ~!!!やだぁぁあ戻りたくないの??もうこんな生活やだぁ!!」


 2時間前まであの神々しい女の子とは想像できないほど嫌がる声を仕草を聞いてた時、わたしの奥底に眠る母性本能がどくどくなって心を痛んだ




「なによそ見している!!!さっさと免許書を提示しなさい」


「はい…すみません提示しますのでまずこの手首をなんとか」


「はぁ~全くなんと図々しい女だ」


すると警棒を手首に触れた瞬間


「いまだ!!!」

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