さまざまな都合で動く奴ら 3-6
あまりにもショッキングなアクションを見せてしまったのか、成り行きで誘拐してしまった、女の子のエメちゃんに心の余裕がないと、一息入れるため山道に反れて森林に身を隠すことにした。
「エメちゃんそこにあるジュースあるので取ってくれる」
彼女は色々状況が混乱しているのか放心状態になり沈黙の後ハイッといい私にわざわざ丁寧に手渡しをしてくれた。
「エメちゃんも飲んで、ちょいとぬるいのが、なんとも言えないけど、エメちゃんの詠唱時の汗とかすごかったし」
「わたしはお気になさらず…」
「ユッコ..」
「なんだよ。エメちゃんもうここまで色々苦難乗り越えた仲じゃん」
「ユッコ何者なの?」
「うーん、ここまでわたしもやらかすと思うと何者なんだろうね、わたしもわからん!!」
「あの身のこなしはもう先ほどいった一般人ではどうも納得できなくて..」
「わたしも分からない..ここまでやってると何いっても信じてくれないけど、記憶喪失でね..」
名前どうりエメラルドの宝石に負けないほどの鋭い眼差しで、本音をいうエメちゃんにわたしは真剣に答えれば、少なからず信じてくれると思い腹を割る
「何度かおっしゃってるアラって?」
「メイドかな?いやちがうわ!!うーん同居人」
「わたしもついイラッとして、家飛び出してきちゃって、わたしもう何度も記憶操作されているみたいで、朽ち果てたラノベを読んでいるうちに、わたしって何度この作品を初めて読むだろう..ってアラと喧嘩して嫌になって、飛び出して..」
「なんで?ここまでして私を」
「あんとき言ったでしょ..まあ本音言えば、こんなつまらない人生ならどこまで出来るか、やってたら思った以上にできちゃったのが正解で」
「それでしたら...ユッコ何度もすみません、わたしのせいで、もうこれ以上は罪を重ねてほしくないです。あとはわたしがどうにか一人で」
「ここでお別れなんて、今まで愛した作品のヒーロに顔向けできないって、アラって、なんでもワープできるだよ。君はそれで助かる、なっこれ解決だろ」
「アラさんって転移術師だったですか、なるほど」
「あぁ先ほどパトカの転移術師もすごいがアラはコードは複雑でわたしすら、書き換えしても、もう上手くいかなし厄介なコード使うし、きっと君を逃がすぐらいは」
「でもユッコは?」
「わたしか…アラの愚痴を聞いてる分にはやらかすと、また違う国に引っ越ししなくちゃならないとかボヤしていたし、どうかなるはず…だから気にしない!きっとなんとかしてくれるって!」
その後なぜか、ふいにわたしは右目だけ、目薬つけたように涙を流れていた。
少女はわたしにそっと小さな手で涙を拭った。
「記憶操作魔術って全ての記憶を操作するのって相手の同意も必要なんで契約魔法の要素も絡む高度な術だと書物で勉強しました。きっとアラーさんも何か事情あってユッコの定期的に記憶消去してるのかも...きっと記憶を消すなんて本当は嫌なんだと思いますよ」




