表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/33

母の決意

「奥様、大変です。日本で奥様の記事が出ています。」


「それは本当なの?見せてちょうだい。」


家政婦のばあやが舞斗の母に週刊誌を手渡した。


「奥様がここで暮らされていること、旦那様と再婚されたことなどが書かれていました。」


「これを舞斗が知れば、私に絶望するに違いないわ。」


彼の母の表情は、強張っていく一方だった。


「奥様、奥様が悪いのではありません。仕方がなかったことではありませんか。」


家政婦は、そう言って奥様を励ました。だが彼の母は、落ち着かないようにリビングを行ったり来たりしていた。


「今週末、息子さんがアメリカの試合に出場されるそうです。今回も行かれますか?」


「いいえ。マスコミにバレてしまった以上これまでのように見に行くことは、できないわ。舞斗に見つかってしまっては、これまでの努力が水の泡となってしまう。」


「そうでございますね。」


「今回のことで舞斗が私に会いに来るかもしれない。それを止めなくては。」


舞斗の母の顔色が徐々に青ざめていく。


そして舞斗の母は、意を決したように家政婦にこう言った。


「ばーや、あの人に電話してちょうだい。」


「はい。かしこまりました。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ