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週刊誌の謎

「如月!」


後藤先輩が体育会系特有の大声で僕の声を叫ぶ。


「はい!」


僕は、その声に怯えながらも元気よく返事をした。


「お前、この記事どうゆうことだよ!お前にしか話していないことがここに書かれてある。お前、言ったよな?俺と2人で舞斗を助けるために調べようって。俺は、こんな記事にするために今まで調べてたんじゃないんだよ。」


先輩は、手に持っていた雑誌を僕の胸に叩きつけた。


「先輩、先輩、落ち着いてください。なんの話ですか?」


僕は、先輩が何を言っているのか理解ができなかった。


グシャグシャに丸められていたその雑誌を拾い、中を見た。


「佐藤舞斗選手の母がアメリカに…ってこれ僕たちがこないだ手に入れた情報じゃないですか?なんで漏れたんですか?」


 僕は、佐藤選手の母親がアメリカにいるという情報を手にしていた。


 それを知った僕たちは、より深く調査を始め、雑誌に書かれてある全てのことを知った。


 佐藤選手に伝えようとしていたところのことだった。


 雑誌に掲載されたのは。


 先輩が僕を疑うのも仕方がない。


 この情報は、僕たち2人しか知り得ないことだったからだ。


「え?お前じゃないのか。」


「僕じゃないに決まってるじゃないですか!」


「お前じゃなけりゃ一体誰が…あ!お前、このこと他の誰にも言ってないだろうな?」


「はい!」


僕は、元気よく返事をした。


「会社内でこのことについて話してる奴もいなかったか?」


「話していた人ですか?…アメリカにいるってことですよね?」


僕は、これまで起きた全ての出来事を巻き戻すかのように脳をフル回転させた。


「アメリカ…アメリカ…アメリカ…あ!」


「どうした?」


「この間本社に渡辺記者が来られて、佐藤選手がアメリカの試合にあまり出られていないことについて話されていました。」


僕は、あの日の渡辺記者の不可解な言動を思い出したのだった。


「渡辺記者って週刊誌記者だよな?」


「はい。その日は、やたらと佐藤選手の母親について聞かれた様な気がします。」


「そうか。お前も渡辺記者を見かけたら連絡してくれ。」


「わかりました!」


後藤記者は、僕の話を聞くと、どこかへと急いで向かった。

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