表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

小説家になろうよ!

 初めましてでしょうか。赤城と申します。

『あかしろ』じゃないですよ?『あかぎ』です。


 国定忠治の『赤城の山も今宵限り〜』ってあるじゃないですか。あの赤城です。若い子は知らないかな?

 まあ、名前なんて炎上する度にアカウントごと変えるので、あまり意味はありませんが。


 趣味は、投稿サイトで執筆する、素人作家様の筆をへし折る事です。


 あー、今、私のことクソ野郎だと思いましたね。せめて、クソ女でお願いします。


 だって面白いと思いませんか?


 2時間?4時間?あるいはもっと長時間?

 一話執筆するのに、惜しみなく情熱を注いで、限りある時間を犠牲に創造した()()()をお披露目している訳じゃないですか。いざ投稿した後は、ポイントや閲覧数が気になって気になって、事あるごとにスマホにかじりつく。感想なんて貰ったら、人目も憚らず、さぞ気持ち悪い笑顔浮かべて返信考えるんでしょうね。

 それを()()()だと気づきをあげるだけで、折れる折れる。安居酒屋の割り箸より脆いです。


 いえいえ、誰彼構わずへし折る訳じゃないですよ。むしろ普段は、そんな底辺作家様たちを応援する活動をしております。

 主に感想の投稿ですね。


 通勤時間に流し読みして、コメントの一つでも入れてあげれば、フリスビー投げらた犬のように大喜びして、エクスクラメーション・マーク(「!」このマーク)多めの、鼻血でそうなくらいの情熱が篭った、熱い返信が返ってくるなんて、最高じゃないですか。

 3行程度のリップサービスに、倍以上の返信くれたりします。


 あれ、もしかして小説家様でしたか?まあ、そう怖い顔しないでくださいよ。

 そもそも論として、創作とは恥ずかしいものであり、作者と読者は対等ではありません。読者はお客様であり、主人であり、王様であり、神様です。素人である限り、これは覆せない事実なのですよ。

 この論を覆せる存在こそが、プロと言うのでは?


 プロを目指せと言っているのではありませんよ。

 それすら理解せずに筆をとるから、見ず知らずの第三者の悪意で、簡単に筆が折れるんだと言ってるんです。

 恥かくのが嫌なら、初めから投稿しないで、私のように読み専してればいいんです。書かない限り、読者は最強なのですよ。


 さて、そんな私がなんで投稿しているかといいますと、これには事情がありましてね。それが本題でもあり、約束であり、もう言ってしまえば悪い魔法ですね。


 受け売りですが、作家でなくとも、想像力が著しく乏しくとも、人は一つだけは物語が書けるそうです。


 願わくば、誰も読まずに、アーカイブの奥底に落ちていきますように。

注意。

あくまで主人公『赤城』の意見です。

もし感想いただけたなら、鼻血でそうなくらいハイテンションな返信をさせて頂きます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 燃える女、その名も赤城 とか言ってみました すごい人来ましたね(笑) ソワソワしちゃいます
[一言] うわ、ものすごい人きた!(笑) これは面白そうですー!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ