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思考を読む能力

作者: 瀬葉エオ

今書いている小説の練習で書いていたものです。

好評なら続きを書きます。


18年前…

私は、遭難したことがある。

場所は、どこかの山の中

そこで、私は妖怪に出会った。


???「君に、この力を与へむ。人のくらさを実感せらるるぞ。お嬢ぞ。」

女性「さ、サルが喋った…!?」

???「安穏ぞ、痛みは感ぜず。殺しもせずぞ。」

女性「え!? い、一体何を言っ…て…?」

???「良き人生を後るべしな。お嬢ぞ。」


次の瞬間、私は意識を失った。








2020年5月(※コロナ流行はない設定)

女性社員「…はい、データ資料のまとめ、宜しく。」

男性社員「…わ、わかりました。(めんどい、けどやる。)」

女性社員「(…こいつは少し頼れそうだな。ふむ。)」


こんにちは、私は「生神(いくかみ) 真覚(さとめ)」と申します。

さて、突然ですが、私は人の思考が読めます。






今お前、「いきなり何言ってんだこいつ」って思ったな?

まぁ、それはさておき。


私は、18年ぐらい前に、山で遭難した時に「(さとり)」という妖怪に遭遇した。

そいつは、人の心を読めるという妖怪らしい。

そして、私はそいつから「思考が読める能力」を与えられた。

しかし、私は正直に言って、この能力は要らない。

人の思考が読めるとは、つまり、









「人の闇が全て可視化する」のだから、本来なら見えないはずの事が、

私は見える。勿論、知りたくもないだって情報も大量にある。


平然と差別する人、女を食い物にする男、裏では超暴言女など、

能力も完璧ではないため時間はかかるが、数十秒ぐらいお話すれば、大体わかる。

普通の人だと、裏の顔はほぼわからない。

感覚的に「こいつ裏の顔があるな。」ていうのはあるかもしれない。

けど、具体的な顔なんてわからないだろう。

しかし、私は、その具体的な顔も分かる為、

知らない方がよかったなんて事はざらにある。



けど、幸いなことに、

この能力はオンオフが出来る。

が、長期間オフにすると、副作用みたいなのが来る。

だから、嫌でもオンしないといけない時がある。

けど、偶に使うだけでも良いみたいで、それで必要な時だけ使う。

その為、私はまだ生きている。

死にたいとは、今は思わないかな。


因みに、欠点として、

能力値、記憶とかは流石にわからん、計算能力が高いとかな。

あとは、画面越しや電話越し等からの読み取りは不可だ。

直接見ないとわからない。


この能力の性質としては、物凄く説明しにくいが、

無理やり言語化すると、

本人が考えている思考を「単語(品詞や動詞)」若しくは

「単語+副詞 or 接続詞 or 助動詞」にして、

能力が私に伝える。かなり曖昧なこともあるが、大体わかる。

これが私の能力だ。


しかし、欠点?として、

何故か、「修飾語、独立語、助詞系、形容動詞、一部の連体詞」などは、

何故か出てこない。

出てくるのは、基本は「単語か副詞、接続詞、助動詞、疑問詞。形容詞」などだ。

勿論、これが全部ではないが、大体はこれだ。

日本語としておかしな文になることも結構ある。

ま、見た方がわかるか。


真覚「(さてと、見てみますか。)」


(様々な声が聞こえる)


男性社員A「(腹減った。)」

男性社員B「(昼、まだか)」

男性社員C「(ゲームしたい。)」

女性社員A「(怠い)」

女性社員B「(早く、帰りたい。)」



真覚「(…ま、平常運転かな。)」


まぁ、こんな感じだ。

何となくわかるだろう?





これが私の能力だ。

そのせいで、知りたくもなかった情報も聞いたことなんてザラにあるがね。


けど、ある日を境に、

私は、人生で大きな戦いを強いられることになった。






二週間後…


課長「え~本日付で転属になったかんど君だ。」

課長「ほら君、挨拶。」

転属の社員「えっと...本日よりこちらでお世話になります、

かんど たかしと申します。

漢字は、神の門でかんどで、仙人の仙でたかしと言います。」

神門「以前は埼玉県で、経理事務を担当しておりました。

資格は、文書情報管理士一級と日商簿記二級を持っています。

1日でも早く仕事に慣れて、戦力となれるよう頑張ります。

皆さま、どうぞ宜しくお願いします。」


彼、神門仙(かんどうたかし)の容姿は、俗に言う沖縄系だ。

肌は白いが、濃い顔していて、容姿も整っていて、銀髪、そして、

小っちゃい、160ないぐらい。スタイルも別に悪くない。



(お~、パチパチ)

真覚「…(拍手)」

男性社員A「おぉ~!(頼れる、かも、)」

男性社員B「よろしくぅ!(名前、カッコイイ)」

男性社員C「…(日商簿記、頭良い、かも。)」

女性社員A「ぉ~(濃い、イケメン…)」

女性社員B「(イケメン)」


真覚「(さて、あいつの思考は…)」



神門「あ、えっと、趣味は読書です!

(取××え×、×象、×××××。うま×、××××…)」


真覚「…!?(なんだこいつ!?)」


表は表情一切変えてないが、内心は異常に焦っている。

真覚は、ポーカーフェイスは上手い方である。


真覚「っ…」

真覚「(あいつ…人間なのか?)」

真覚「(…関わらないようにしよう。いざとなったら穴を作って追放すればいい。)」


課長「あ、そうだ。おい真覚(忘れる、だった。)」

真覚「ん?はい、何でしょう。」

















課長「神門君のチームは”真覚さんの方”だからね。(恐らく、大丈夫、だろう。)」


真覚「(…え?)」


ここまで読んでいただき、誠にありがとうございます!


良ければ、広告の下にあるブクマか☆評価をして頂けれると狂喜します(*'▽')



あと、もしよろしければ、感想コメントも下さるとうれしいです!

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