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松尾芭蕉忍者伝説  作者: 鮫島シャチ
12/12

エピローグ

時空がコロコロ変わります。

あたしは河合空。

伊賀出身の忍者でクノイチよ。


その後、私は宗君を看取り、今、宗君の墓前にいる。


あんたのおかげで、私は毎日が楽しかったわ。


ずっと影から見守ってきた。

あんたは全然気づかなかったけどね。


そんな鈍感なとこ、迂闊なとこ、褒められて調子に乗るとこ、内弁慶なとこ、押しに弱いとこ、流されやすいとこ。


あたしはそんなダメダメなアンタが大好きだったのよ?



キャラとして!

カプの片割れとして!!

それ以上でもそれ以下でもないわ、あはは。



ずっとずっと追い回してしまったわ。

推し愛の活力って凄いわね。


本当に、本当に楽しかった。

私もいずれそちらに行くわ。

またアンタのあのドン引きの顔を見たいものね。



天界


「うわっ、先輩。間違いだらけじゃん。バグだらけ、やばっ!この世界、よく動いていたな。大丈夫だったのかな?」


ここは天界に多数ある雑居ビルの一室。

ヘルニアで入院していたノットは無事退院し、出社時間より早く出勤していた。

そしてアプリケーションからシステムを開けて、仰天したのだ。

割とドン引きレベルである。


「なんでチェックぐらいしないかな?あの人、意外と仕事できないよね」


まだ誰もいないので、完全に言いたい放題である。

しかし、そもそも迷惑をかけてしまったのは自分だし、そのフォローをして下さった先輩には、その杜撰な仕事を非難する気持ちより、感謝する気持ちの方が大きかった。


「さ、やりますか、今週のアップデートを入力すれば、正常な状態に戻るでしょう」


ノットは黙々とやるべき作業を完結させていった。



地球



ワシの名は松尾芭蕉。

この現代の中空に漂っている偉大なる俳人の魂である。

ワシが死去して300年以上が経つが、ワシはとっくの昔に成仏しておる。

だのにここに存するのは、まぁ、人智では計り知れないというやつだ。

時期がお盆だしな、実は毎年来ておるぞ、この伊賀の里に。


しかし、日本も変わったものだな。

もうワシの知り合いなど全く生存しとらんはずだ。

それ故、ワシが忍者だったとかいう説もあるらしい。

ワシはそのことを別に不快に思ったりせんのだが、真相は・・・

ふふ、やめておこう、言わぬが花というやつだ。


ふむ、迎えが来たか。

無色透明なモヤだが、あれがワシをあるべき場所へ導いてくれる。

それではまた、来年な。



TRUE END







完結です。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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