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43  やっと帰ってきた…!!

「ひ、ひっ、久しぶりの地上だぁぁぁ!!!!!!」



「……いえーい」




話しながら魔物たちをぼこぼこにして、そんなに久しぶりではないけど久しぶりと言いたいよく分からない感情を胸に……



地上に帰ってきた!



「……ッ…ちょっと、…ふっ……二人とも!」



後ろから息を切らしてやって来たニーサーさんは、私の肩に手を置いて呼吸を整え始めた。



「出口、…見えた瞬間……シュナちゃんっ…空間魔法を使うなんて……しかも二人だけで!!わたしは!!?」



「だって……ニーサーさん魔物をずっと追いかけてたじゃないですか…。怖かったです」



「そっ、それは指輪の効果が凄かったからつい………って、シュナちゃんだって!光魔法で20体のゴブリンをドッロドロに溶かしてたよね!?そっちの方が怖いよ!!」



最近ニーサーさんのツッコミスキルが上がっている気がする…と、バカな事をネッシさんと話しながら、2日間集めたコアをお金に替えるため、街のギルドへと向かう。









初めてのクエストで来た毒の森を抜け、ようやく街が見えてきた。……というところで突然ニーサーさんが止まった。



「…そう、いえば……さ。あの…言いにくいんだけど……ム、ムドクって人……どう、するの?」



「……ムドク、さん…ですか」



申し訳なさそうに眉を下げて話すニーサーさんが可愛かったことは今言うべきではないな。



「…ネッシ達…いるから……大丈夫」



「そ、そうだよね!わたしとネッシがいれば、怖いものなしだよ!!……って、シュナちゃん一人だけでも怖いものなしだけど…」



「ネッシさん、ニーサーさん……最後のは要らなかったですが………ありがとうございます!!」



二人の優しさと可愛さで緩んだ頬を、片手で隠しながら街の門番さんに挨拶をして入る。



私達を見て驚いてたけど気のせいだよね…?







街に入った瞬間、目に入ったポスター?というか貼り紙?



「こ、これって……」



そのポスターに書いてあったのは、



『Sランクパーティー VS Sランクパーティー、冒険者ギルド闘技場にて!!みにきてね!』



おい待て。



さっきから視線を感じるなー、と思ってたら、いろんなところにコレが貼ってあったからか!!!!



みにきてね!ってなんだよ……!!!



「あー……なんか…私達……有名だね!!」



「……とっっても嬉しくないですね。ゴファルを倒した例の少女!とか書いてあるのはスルーの方向でいいですか?」



街中に貼ってあるポスターをなるべく見ないように歩いて、冒険者ギルドの前まで来た。



ガチャッ、と開けると、集まる視線。



ひぃぃぃ……。



ゴファルさんがなんとも言えない顔をしてたから全力で謝りたいと思う。



心の中で謝りながら受付のところまで来て、コアの入った袋を出す。



「あ、あの! コアを…」



「シュ、シュナさん!!!」



「えっ!?」



受付のいつものお姉さん、リゼさんが、いきなり私の手を握ってきた。



「ム、ムドクさんから、もうここには帰ってこないって聞いてました…っ!! あ、ムドクさん達は昨日、旅をするとかで出ていってしまったんですけど……。」



「んっ!? え、ムドクさん達、出ていったんですか!?」



「はい…。なぜかシュナさんがSランクパーティーに入った、と言ったら……」



え……。



な ん だ そ れ

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