加瀬良子の作戦
「はい今日は毎年恒例の〜大掃除でーす。
この間作ったグループに分かれて清掃場所に行くよーに!解散!!」
先生の声とともにみんなは教室を出て行った。
「将ちゃん♡」
「なんだよ柚葉」
「一緒に行こっ♡」
「掃除場所一緒じゃん。そもそも」
「えへへ〜♡」
……私の身体なのに。楽しんでて。悔しい。
「こーら!睨まないの!」
「わっ、甲賀くん?!」
「掃除やんぞー?」
「う、うん……」
心配してくれてるのかな……?
「俺さ昨日将哉と話した」
「え?」
「柚葉と加瀬さんのこと。」
「なんて言ってたの……?」
本当は聞くのが怖い。体とか顔が好き…とかだったら。
「.......入れ替わったことにすら気付いてなかったよ。」
「……そっか……」
少しホッとしたけど……やっぱり苦しい。
気づいてもらいたかったな。
「そんな落ち込むなって。俺が助けるから。」
「……うん。」
甲賀くんが味方だと…安心する。
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花宮のやつ全然苦しんでない……
ムカつく.......あたしと同じ苦しみ味わえ!!
「柚葉ー!」
友達の金谷絵里と田中沙耶が来た。
「ねぇ、絵里、沙耶聞いてよ〜」
「ん?」
「どしたの?」
「実はね……」
これで少しは痛い目見るでしょ。
「ふふふ、あはははは!!」
全部持ってる貴方にあたしの気持ちなんて分からない!
「さーて、楽しくなってきた。」
「柚葉ー?何ブツブツ言ってんだよ。」
「あ、将ちゃん♡何でもないよ♡」
将ちゃんとこの体は絶対手放さない。




