歯車②
加瀬のやつ……急に応援なんてして来てどうしたんだ。
つか、気持ち悪ぃわ。人の事騙しといて。
「はー……」
教室入るのも憂鬱。加瀬にも会いたくないし、柚葉や雪哉にも。
「あっ……おはよう♡」
クラスの女子が顔を赤らめて話しかけてくる。
悪い、お前には要は無い。
「あー、のさちといい?」
柚葉に思い切って声をかけた。
「え?あ、はい」
屋上へと繋がる階段のところへ向かった。
「柚葉、色々悪かった。」
「え?!将ちゃん?!」
「それから、俺柚葉が好きだ」
「……え、?!」
「柚葉が好きだ。」
言っちゃった。もう、後戻り出来ない。
「…………………ごめんね、」
「……」
だよな、分かってた。俺なんか……
「ごめんね、将ちゃんほんとに。」
柚葉は悪くねぇよ…………………
****
あたしは雪哉のところへ行った。
「ねーねー雪哉ー。」
「なんだよ。」
「いい事教えて上げる」
「なんだよ。将哉とヤったとかか?」
「違うよ。将ちゃんには振られた。」
「は?!」
「で、将ちゃん今柚葉と2人で、告白するって言ってたよ」
「おい…………………それほんとか?!」
「もちろん。でも柚葉には振れって言ってあるよ?」
「……くそっ!」
雪哉は教室を飛び出した。
「大丈夫だよ。雪哉。雪哉の望むようになるから。あたしのおかげでね……」




