私は、花宮柚葉
「あの……俺と付き合ってもらえませんか。」
「え…は、はい…」
私の名前は花宮柚葉。
ずっと片想いしていた藤井将哉くんに告白されました。
「これからよろしくね、柚葉」
「あ、はい!」
あぁ、私今凄い幸せ。
でも、そんな幸せはすぐになくなるんだ。
****
「あーやばいやばい遅刻ー!」
将哉と付き合ってから3日目のこと、バスが遅れ遅刻したのだ。
階段を急いで登っていた。
「花宮さん」
丁度階段を登りきったところで声を掛けられた。
「加瀬さんも遅刻?めずらしいね!」
「うん…そうなの……」
この子は加瀬良子さん。同じクラスの子。
丸メガネにお下げの清楚系女子。
「花宮さんちょっとこっち来て…… 」
「え、あ、うん…」
階段を降りていくと腕を引っ張られた。
「うわぁ?!」
私はその場に倒れ込んだ。
─から…ですから……
ん?誰かが何か話してる?
─とにかく……
あれ、私……
ガバッ
「あ、やっと目が覚めた?」
目の前に私がいた。
「……え、私……?」
「そうよ。」
「え?!」
私はベットから降りて保健室の鏡を見た。
「……う、そ」
「どうしたの加瀬さんそんなに慌ててー」
「……。」
私たちは教室に戻った。
「柚葉階段から落ちたって聞いたけど大丈夫!?」
「あはは、大丈夫だよ」
「柚葉、本当に大丈夫なのか?」
「もう将哉まで〜」
「……」
私は、今、加瀬良子の体にいるの?
じゃあ目の前に居るのは加瀬良子の中身?
「ちょ、やだ〜加瀬さんそんなに私のこと見ないでよぉ〜」
私の体を使ってる加瀬さんがニヤニヤしながらこっちを見ている。
「見てないです!」
私は、どうすればいいの。私は……




