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虐殺と終焉のピエロ
しかし、ピエロは満足できなかった。
人を殺すという快楽に溺れてしまった。
まず殺したのは家族だった。
愛していたのに。
愛するという感情さえ殺意に変わってしまった。
妻は顔を潰し、子供達は腹から引き裂いた。
まだまだ足りない。
次は道具を貸してくれた人達。
貸してくれた道具を使って殺した。
そして被害は拡散した。
その親族、そのまた親族。
どんどん殺した。
その頃にも警察……とは言いきれないが取締役はいた。
しかし、手配書には顔が書かれない。
なぜならピエロはいつでも仮面を着けていたから。
そしてピエロの仮面は赤く紅く朱く染まっていた。
殺した人数は70000人以上。
その時代は人口は多いほうだった。
だが、ピエロにより街が1つ潰れた。
ピエロが捕まることはなかった。
その頃唱えられた終焉論に〝ピエロ〟とあった。
ピエロは道化師ではなく胴消しになった。
ある一時から顔と下半身だけを残す殺し方になったからだ。
理由なんてものは誰にもわからなかった。




