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憎悪のピエロ
昔、ある劇団に人気なピエロがいた。
ピエロは芸と呼ばれるものならなんでも出来た。
そのピエロの芸に嫉妬する仲間の劇団もいた。
ある日、団長に「辞めてほしい」とピエロは言われてしまった。
理由を尋ねるも団長は答えてくれない。
自分はあんなにピエロを演じたのに。
来る日も来る日も努力して、やっと人気になったのに。
そしてピエロは本当に職を失った。
ピエロにも家族がいた。
妻と、子供が3人。
一生懸命働いて育てていたのに。
今となっては収入は0。
そしてそんな生活も3ヶ月。
貯金もなくなりつつあった。
その時!ピエロは思いついてしまった。
努力をせずに自分を辞めさせた奴等を殺して、金を、自由を、希望を、そして人生を、奪ってやればいいと。
ピエロは笑った。
まるで、仮面のように。




