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THE プレゼン  作者: 玲於奈
8/27

出馬レース

なし

分科会の上のクラスは

情報網を

使うまでもなく

ばんばん

ブログやなんやらで

情報過多だが


下位層

とくに、最下位の

20分科会は

まったく読めない展開。


そうりゃそうだ

誰も好き好んで

火中の栗は拾わない


懸命な人であれば

火を水でかけて

安全なところで

拾うであろう


そんなこんなで

女子会パワー

フルスロットル


ちょっとした探偵社

ここまでの情報網は

すごい。


この情報網をもってすると

大学構内の

かるい火遊びは

すぐに判明

大火事になること

このうえなし

女子力

あなおそろしや


そして判明した

わたしの対抗馬は

2名


ほかの分科会はなんとか5名に

しぼりこんだというのに

ここは

私も含めてなんとか

3名出せたという状況

くりかえすが出せたという状況

つまり

だれも行きたがらない

発表を遠慮したということ

そんなんで

私におはちがまわったか


もちろん

本命は私ではなく


東京で飛行場のある区にある

T大

ここは理学部は

教員や大学院に進学

薬学部は

薬局に進学が圧倒的に多い


教授で月収65万ほど

この月収は

東京圏でもけっして

劣らない


それだけ大学のパワーがあり

レベルも高い


そして

そこから出馬するのは

次期 准教授確実の

現在助教


かぎりなく

准教授にちかい

助教


出世レース材料で

まず

昇進はまちがいないと

うわさの

きれもの。



つぎに2枠が

S薬大


在京の中で

薬剤師の国家試験合格率

NO1の98パーセント

いやはや

自分でも実感するが

この確率は

すごい確率


そんでもって

わたしが

とっても気になるのは・・・


100人のうちの

落ちた2人


そちらが超 

気がかり


この大学の

前身は

女子医学部系で

そのため今でも

比率は

女子が高く

男子4:女子6


女子はとにかく

真面目な方が多く

これでもか

これでもかと

全力で

試験受験

そういった要因もあるかと

おもわれ


逆に

女子比率の

高いことが

調査をむずかしくしたようで


薬剤師になりそこねた

ポスドクで

年齢不詳男子。


それゆえ

網にかからず

時間がすぎたそうだ


釣り雑誌によくある

行き場をなくして

逆に

幻になった

魚系か



ポストドクトルフェロー

カタカナは

長いが

なんのことはない


3年間の大学院生活後

博士論文が合格し

博士になった人。


実際は、

大学院2年

それで合格した

助教と身分自体はなんらかわらない

要は

奨学金などの

他の大学からひき


ひきが消えてしまったようだ

まさに幻の魚

そして

博士になったが

人生も白紙になってしまったようだ


まったく

できるのかできないのか

謎すぎる


そして

学部ぺーぺーの

わたし。


このレース

まったく

どういうレースに

なるのか


がちがちの本命レースか

超大穴の万馬券。

大穴か


大田区の競艇

千葉の競馬場。

いつもいつも、

これがくれば、すべて逆転

そこに賭けていた。



もちろん

そんなドラマチックなことは

おこらず

くるはずもない

大穴は、しょせん大穴であり

本命はゆえに本命であった。


なし

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