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THE プレゼン  作者: 玲於奈
7/27

真っ赤なレクサス

なし

うちの研究室の女子。

わたしは

女子にはとにかく

おされっぱなしで

女子パワー炸裂。

まさに、

カウント前の

プロレスの決め技ごとく

ぐいぐい

押してくる。

その女子にこんどの

学会のリサーチを

お願いした。

頼まれればいやといわない

姉御肌ぞろい。

情報が勝負を制するのは

いつの時代も

同じこと。


さて

ここでわが大学の

紹介を

東北の小さなこじんまりとした

片田舎にある

わが U大学。


新幹線が走っていて

ターミナルの駅からは

ちょっとはなれている。


大学が広大な面積が必要で

いくら土地が安いところに

建てるとはいえ

ふたをあければ

田園地帯

田んぼの真ん中に

駐車場ばかりが目立つ。

できた当初は

なんでまた

こんなに大きく

駐車場ばかり

とったのだろうか

なんて言われ


しかし、

その発想は間違いではなく。


大学は

超少子化、大学全入時代。


それにともなう

大学再編成。

苦難の大学経営時代といわれる昨今。


その駐車場には

真っ赤なレクサスやら、

べたなフェラーリとか

H社のNSXを派手にのりつける

あとつぎやら

ぼんぼんで

赤、青、黄色の

大賑わい。



うちの創業者に

先見の明があったのと

言わざるをえない。


薬と歯学部は

ぼんぼんぞろいで

おばかにみえるが

倍率1.1倍

たぶん、試験会場にいた

1割。10人だか20人は

落ちたと思われ。

たぶん当落線上のわたしは

よくまあ

のりこえたなと思う。


さらに、

東京は220とか230とか

入学金がかかるが

こちらは

理系や医療系では

170とかそこらへん


わたしの家のような

会社員世帯にも

なんとかかんとか無理して

の金額である。


もちろん

あの派手な原色の

駐車場をみれば・・・


年収が

1千万だが

2千万の

自営の方には

いたくもかゆくもないことだろう。


なし

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