学会のちらし
なし
しかしながら
あわてて事務局員が
掃除をしているそばから
やや疲れきった
黒集団が
ゾンビのように
ぞくぞくとやってくる。
くさっても鯛。
学会の
冠が
かんむりだけに
参加者もそこそこで
まあ
命令されて
上のものに言われての
しぶしぶの
お義理出席、
単位習得を条件の
強制動員もあろうが
老若男女
女子は少なかったが
30数名は
あつまったと思われた。
それにしても
発表の準備。
その形式の
なんと旧式のことだろう。
教室の前方
演台のある場所には
演台はなく。
逆に演台を運び出す始末。
どうするのかと思いきや
廊下から
長い机が
何台も何台も
演台のかわりにもちこまれ
一昔前の
映画の製作発表のようで
「提案者」
というA4に縦に書かれた紙が3枚。
長机に均等に張り出され。
そこに
パイプ椅子が用意され
同じく
司会、記録も
その脇に1枚ずつ並び。
そして
その集団とは
ひときわ離れた
主催者と紙に貼られた演台。
なぜ、そこだけ?
と首をかしげるが
そこは
権威主義なのであろう
そして、
そこには
判定者である大御所が
座ることとなっている。
さあ、大御所は
どなたなのや。
名前で思い出したが
思えば
学会のちらし
というかパンフも興ざめ。
セミナーやら
ポスターセッションの紹介。
そして
バイコン分科会の案内。
その案内
上10列は
今をときめく
再生医療のバイコンがならび
華々しい
学会だが
小学生も参加可能。
ただし、年会費をはらった
正規の会員のみ。
金さえ払えば会員になれる。
地獄の沙汰も金次第。
あな恐ろしや・・・
今の世の中
無料は、市民教室。大学公開授業程度。
たしかに
上10列は
ちょっとした理学部、薬学部員なら
小銭を払って見たい!!
と思うところ。
ところが
うしろ10列
こちらは。
さらにそのどん尻の
私の参加する分科会はいったい。
やはり数合わせだったか。
そのギャップの大きいこと。
なし