ベビーブーム世代
なし
大学といえば
私が受験したころは
何百人も
何千人ンも
全国では何万人も受験生を集め
一時期、受験料だけで5億。10億。
全国各地に受験会場をつくって
大学がとにかくあつめるだけ集め、
「しかたない」「しかたない」
と、ある意味ちょっとした宗教のように
あきらめ
授業料の安い国立合格発表前に
「入学するんなら、入学金を
おさめるように」
と
大学からの
強い
威圧力のある
御達しがあれば
「なんで国公立の発表より前に
入学金払わないといけないのかなあ」
と思いつつも
「しかたない」「しかたない」
と、パチンコで負けている時に
さらにつっこむ心境のようにお金をはらい。
なんのことはない、
国立に合格すれば
「これが、この国のやり方か」
と憤慨しながらも
一方では結局
親に払ってもらってきた
われらが
第二次ベビーブーム世代。
そして、そこまでしたのに
その後の
バブル崩壊と
悲しいかな失われた10年・・・
そして今
さすがに
これだけのビッグな大学でも
メインでない校舎群では
壁が老朽化。
偏差値の超低空飛行大学に
通う私に言わせるのもなんだが
どの大学も、
世間の景気を
もろにうけているようだ。
派手な箱もの、
研究センターとか、合宿所とか
講義棟とか、研究棟とかは
順次淘汰され
金につながるところ
もとい、
今後有効活用できるところと
そうでないところに別けられ
そして
このプレゼン会場である第15講義室は
だいぶくたびれ
どう考えても
薬学部の本流講義棟では
ないようで
すこし
かびくさいような
ほこりくさいような面持。
たぶん
つかわれていなかった講義室で
学会事務局の手配が
まにあわなかったのか
はたまた
急に会場が変更になって
しかたなく
ここになったのかという
気配。
それが
たぶん後者だったかのようで
事務局員が
あわてて
会場のセッテイングをしている様から
よくわかり
さきほどの
開会式で
ねらいすましたように
われらが分科会のみ
別会場にするというアナウンス。
結局は
分科会の席次が
やはり一番下であったかと思わせる。
仕打ち。
その仕打ちの陰には
なにがあったのか。
それこそ
神のみぞ知る。
なし