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THE プレゼン  作者: 玲於奈
24/27

バズーカ砲

なし

「おまんら

 ゆるさんぜよ」


立ち上がって

きっぱりと言う


坂本竜馬に

なりたかった男


言いたかった


本当に言いたかった


しかしながら

先ほどまでの

暴れん坊はどこへやら


いまの私には

そんな

勇気もなく


竜馬になれなかった男となった




一体何をかんがえているのか

わからない会場


人とひとは元来

コミュニケーションによって

成り立つ


このような学会で

分科会で

意見の交流をするのは

さもあらん


たとえ

反対意見がでたにせよだ

しかしながら

意見がでない


いまだもって前代未聞


あたらしいコンテストとはいえ


「おまんら

 ほんにゆるさんぜよ」


しかしながら

またしても

熱く坂本竜馬


質疑を前に

心はまさにヒートアップ


3枠の3


大穴と言われた男

ほそかわと

司会によばれたような気がしたが

悲痛な叫び声のように


「質疑を開始します」


その声だけにびくんと

反応した。


またもや

敵はサイレント攻撃


「敵の攻撃が始まりました

 隊長。


 10秒経過です。


 30秒経過です。


 1分経過です。


 敵はまったくもって

 同じ攻撃の模様。

 第一小隊のように爆撃されるのでしょうか


 敵機、以前、攻撃の手をゆるめません


 隊長、たいちょう。

 特車2課第三小隊・・ 」



部類のアニメファンが

押してくれたのかも

しれない。


気が付けば

私はマイクを持ち

こちらから逆質問をしていた


「えーーーみなさん

 私の実証実験と

 同じく

 このシンプルな基礎実験を

 行われた方は多いことと

 思います。

 どうか

 私の実験と比べてどうだったか

 お聞かせ願えないでしょうか」


司会もあぜんとしている


またもや静寂が

会場を包む


1分たち


もはやここまで

無念の切腹か


とおもいきや


若いひとりの学生が

おずおずと手をあげた


とつとつとでは

あるが

私の基礎実験と比べ

その優位性について

彼は話し始めた


よかった


これで賊軍と呼ばれずにすむ


彼が楽しげに

発言を終了したとき

わたしは

そう安堵した


ところが

思いもかけずに


左から

大きくバズーカ砲が

撃ち込まれた


「ええー、

 私はその発言に対しては

 そうは思いません」


なんと

発表者席にいる

やなせ氏であった。



なし

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