コンテストの定義
なし
培地とは、
まあいってみれば、
培養するものの寝床というか
なんというか、
そう、すみかである。
そこに、
さまざまな栄養素を
供給することで培養するものが
元気になり、
培養が飛躍的にすすむ。
2011年には
日本のとある大学と研究所が
マウスの精子細胞を
体外で培養
精子にまでそだてることに成功
イギリス
「ネイチャー」に
発表された。
そこで
重要だったのが
培地にかける
栄養素。
その培養液がその実験の
可否をにぎり
培養液を何度も何度も
そして、複数研究されたとの話が
業界で噂された。
そしてそれから時はうつり
現在は、さらに
京都のとある大学が
「再生医療」
という話題で
話題沸騰のネタ。
そして
それに業界をふくめ
官民一体となって研究していこう。
世界をリードしていこうという機運。
話はもどって
培養液
培養液は、必要な栄養成分を含む液。
しかし、一口に培養液といっても
寒天状のものやゼラチンで
固形化したものなどさまざまである。
またこんなのもある。
ブイヨン
(スープのもともとい材料を沸騰したいってみれば煮汁)や
ペプトン水(窒素が多いもの)
とにかく多種多様である。
さて
コンテストで指定された、
なにを培養するかは
ここでは細かくはいえないが
ある指定された培養物が
もっとも増殖する培地、
さらに
今までの定式でないものを探る。
こう書くとかっこいいが
いってみれば
普通じゃないやりかたで
どんな培地がいいだろうね。
というのがこのコンテストの趣旨である。
まさに、ゲテモノ万歳。
定式くそくらえ。
なんでもあり。
喧嘩上等の世界。
権威や定式を重んじる界においては
まさに逆転の発想
もしくはやぶれかぶれ。
なんにせよ
ただいま、
現代の黒船。
悪名高き
TPPにより化学業界も大混乱。
アマゾンで未知の薬剤の原料を
探すように
すこしでも将来のヒントになるべく
投資して
コンテスト形式で
知的財産を養おう。
もとい
奪おう。
利益を得ようという
熱気むんむん。
かくいう
学会は
分科会にわかれて
コンテスト形式の論文のプレゼンがはじまった。
なし