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THE プレゼン  作者: 玲於奈
12/27

真冬の零下3度

なし

はいるなり

控えめに会釈しながら


やたらとシックなベージュの

スーツに身を包んだ

うーん

40前半かと

おもわれる細身の

御方の入場


あまりの驚きか

ややおくれて

お約束の拍手がおこる


しかし

御大

そのお顔は


こういった場面では

にこやかな笑顔であったりするが

先ほどの事務局女子の

顔面蒼白以上に

能面のように

つめたいほほえみ


おもわず

背筋が寒くなる

まさに雪女

吹雪がくる


さて、

私はこのような文科の

長い肩書の方にお会いするのは

はじめてだが

もしかしたら

入学式にご来場されていたか

ご来賓として・・・

記憶にごさいません。



会場に目をむければ

幾人かの黒服が

ちいさく

隠れるように

ささやきあうのが見え


女史の入場によって

会場はあきらかに京都以上に

底冷え


季節も2月に


さらに

体感温度も3度は

さがり

冬の日本海

東尋坊


荒れるなみ

飛び散る波の花


まさに演歌。


向かいからの

強風

いてつく風が

ますます

われわれの体感温度を

下げている様子。


さらに

この方は有名人で

存じ上げているのか


隣の発表者2名も

やや引き気味で

なんだか悲壮感さえただよう。


いまさらながらの

スーパースター


超VIPセレブ。



そして凍てつく

雪女


場末の分科会に

文科省の課長がご来場。


まさに前代未聞。


なにをどうまちがったら

こんな参観者のすくない

もとい


やっと駆り出された

発表者、

参観者揃いの

這う這うの体での

この人数の分科会に

あらわれおあそばされるのか。



ここに現れるとはいったい。


出来レースの分科会が

おおいであろうに。


この第20分科会。

なにがねらいなのか

そして、これから

なにがおこるのか。


まったく予想がつかず


発表が思いやられる。


なし

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