表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE プレゼン  作者: 玲於奈
11/27

ブラックジョーク

なし

末端分科会ながら

第15講義棟にある

ぞろめの15講義室は

いまや緊張、MAX状態。


おくれて馳せ参じた

要領のまずそうな

若い何人かの事務局員により

発表者3人の資料も、

参観者である黒集団に

一人ひとり残さず配布され

いよいよ準備万端。


舞台は整った。


われわれ発表者も

万を持した面持ちで

発表者席につき、


おくれて


これまた

私以上にペーペーの

なんとか

来ました感のある

司会と記録が着席する。


土俵いっぱい。


マイクが

ハウリングをおこしながら

女性の第一声


「えーー。

 みなさま

 よく、この第20分科会へ」


そのアナウンスに

参観者からは

やや乾いた失笑が起こる。


なんともべたな出だし。


若手芸人でも

もうすこし気の利いたことを

言うだろう。


いらっとしてみれば

運営サイドの

これまた若い事務局女性が

顔面蒼白の

緊張した面持ちで


「なぜ、ここで笑う?」


顔で

きょとんとしている。


彼女にとっては

ようこそという

社交辞令が


受け手にとっては

毒をもって取られたようで

そこが

ブラックジョークに

なってしまった。


冷や水を浴びながらも

次があるので

青白くなりながら

事務局女子がつづける


「それでは、

 ここで

 第20分科会の講師を

 ご紹介します」


一息

間をおいて

彼女が間違えないように意識しているのが

わかった


「講師は

 文部科学省

 研究振興局 科学技術振興課

 課長 園田 真由美氏です」


なぜか

こんな長い肩書を

よどみなくアナウンス。


声が終わると同時に

くだんの女史が入場


若手男子事務局員の

扉を素早く開ける機敏な

動きに目をみはりながらも


事務局女子には

ここは落ち度なく

練習したなという思いと

それにしても

なぜ

ここで文科なのかの

はてながグルグルまわる。


なし

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ