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魔王、宝くじを当てる  作者: 貼りマグロ
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第一話


 俺様は誰もが恐れ、敬う魔王様である、


 この前人間の世界に視察に行った時に、宝くじなるものを購入したのであったがー。


 「ふふん、これ当たっているかのう?」


 魔王としての雑務を終えて一息していると前に買った宝くじを思い出し机の引き出しを開ける。


 その一枚をヒラヒラさせ想像をめぐらす、"くっくっくっ一等を人間ではない我が当てる事によって、人間どもの希望を奪う! なんという恐ろしい計画かクックックッ"


 「さて、人間どもの希望を奪ってくるか」


 腰をあげて立ち上がるとちょうどそこに我が魔王軍の財務担当のケット・シーが書類をもってやってくる。


 「魔王さま、どこかへおでかけですかにゃー」


 猫の耳と尻尾をクルクルとさせて可愛い小柄の女性の姿をしているが、これでもかなりの戦闘力を誇る。


 「うむ、にゃんくる、いやなにまた変装して人間界を視察にいこうかと思ってな」


 「ええー、いいにゃー、私もついていきますにゃー」


 「いや、今日は1人で行こうかと思っておる」


 「そうですかにゃー」


 そう聞いてショボンとする彼女の頭を撫でてやると"土産"を買ってきてやると伝えると表情が明るくなる、フフフわかりやすいやつめ。


 俺はその笑顔を満足そうに見つめると人間界に出かけるのであった。

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